2065年のレゴ未来予想都市。大人の設計に付け加えられた、子どもたちの大切な思い

シンガポールがイギリスの統治から独立して今年で50年という節目の年に、レゴ・シンガポールは次の50年の未来予想図を設計してみました。無機質な高層ビルが立ちはだかり、人々の生活はより便利に機能的になる近未来都市…でも、本当にこれでいいのでしょうか?

そこで大人目線の未来予想図に、子ども達のピュアな目線で、“未来に必要な大切なもの”を付け加えてもらうと…そこには私たちが忘れがちで、そして決して忘れてはいけない“温かな思い”が込められていました。

綿密に設計された未来都市

今までの50年、そしてこれからの50年。アジアの中でも著しい高度成長を続け、勢いあるこのシンガポールという都市は、どのように移り変わるのでしょうか。希望と夢を、図面上で設計する大人たち。

レゴで建設シュミレーション

そして図面をもとに、レゴブロックでその未来都市を形にしていきます。


近未来都市へ、子どもたちを招待

マーライオンも置かれた近未来都市に、この都市の主役となりうる子どもたちを招待します。そして、“彼らが思う未来都市”になるべく、創造してもらうことに。

“みんな一緒の食卓”を作る少女

入室してきた女の子はまず、街の真ん中に“家族の食卓”を作ります。「おばあちゃんはおウチでみんな一緒に食事をするのが大好きなの。」と、温もりの食卓を設置。この食卓こそが家族の基本形ですね。

“公園”を作る少年

丸い円形の建物を取り除き、スペースを作った男の子。そこに、「僕、公園を作ってるんだ!」と嬉しそうに緑を植え始めました。「お母さんとガールフレンドにお花をあげたいな。」とも。緑とお花が、いつも傍にある生活が理想です。


“会社から近いおウチ”を作る少女

「お父さんはいつも忙しく働いていて、遊んで!と言ってもいつも、“あとでね”って言うの。」そう語る女の子は、会社のすぐ傍におウチを建てました。パパがすぐに帰って来られるように。

「未来の都市も、変わらず私たちのおウチであるように。一番大切なことを、忘れないように。」と提唱する、“再建”というタイトルのレゴ・シンガポールのCMでした。

利便性や機能ばかり重視しがちな大人たち。子どもたちが大切に思うことは、“私たちが忘れがちなこと”なのかもしれません。シンガポールの今までの50年とこれからの50年、100年に渡る未来への希望が、この動画には込められています。次の時代へバトンを託す子どもたちが作り上げた、”心のぬくもり”が込められた未来都市を、ぜひご覧ください。

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