湘南国際マラソンがグッドデザイン賞を受賞 環境配慮とランナーの快適性を両立

湘南国際マラソンは、ランナー自身がマイボトル・マイカップを携帯して走る「マイボトル・マイカップマラソン」を中心とした大会運営において、「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

湘南国際マラソンでは、使い捨てカップ・ペットボトルによる給水をなくす取り組みを2022年より開始。代わりにコース上へ約200ヵ所の給水ポイントを設置し、ランナーが必要なタイミングでマイボトル・マイカップで水分補給できる仕組みを整えました。

マラソン大会の給水所においては、使い捨てカップを使用し、数キロごとの一定間隔に設けられた給水所で水分を補給する流れが当たり前となっています。こういった従来の給水のあり方を見直し、再構築した取り組みが評価されました。湘南国際マラソンは、「コース上の使い捨てカップ・ペットボトル排出ゼロ」を世界で初めて実現した大会となっています。

環境への配慮のためにランナーが我慢するのではなく、42.195kmのコース全体を「給水エリア」と捉える新しい発想から、環境への配慮とランナーの安全性・快適性を両立した取り組みです。給水導線や衛生管理、事前周知なども含め、大規模なマラソン大会で継続運用できる仕組みとして改善を重ねています。

大会全体のゴミ排出量は導入前と比較して約76%減少し、取り組みの継続に賛成するランナーの割合も2022年の86%から2025年には95.5%に上昇しているとのこと。

さらに、2022年の導入以降、実際に大会を走ったランナーの声をもとに給水ポイントの配置や水量などを改善し、継続的に運用できる仕組みへと進化させてきました。

ランナー個人の環境意識や努力に頼るのではなく、大会運営の仕組みそのものを見直すことで、環境負荷の低減と参加体験の向上を目指すサステナビリティ事例です。

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