転職後の関係性を描き続ける「ナース専科 転職」のシリーズCM設計

株式会社エス・エム・エスが提供する看護師向け人材紹介の「ナース専科 転職」は、新CM第2弾を2026年7月1日(水)放送の「2026 FNS歌謡祭 夏」内で一夜限り全国ネット放映しました。2026年7月2日(木)からは、Webでも順次公開しています。

本CMは、転職後の幸せな仕事や仕事仲間をテーマに、看護師たちの日常を描くシリーズの第2弾。前回は初めて後輩ができた先輩ナースの戸惑いや緊張感を表現したのに対し、今回は新人ナースが職場になじみ、3人の距離が縮まった様子を描いています。

舞台は仕事終わりのスナック。新人ナースが先輩へ日頃の感謝を伝えたり、3人で歌って笑い合ったりする姿を通じて、「こっちの人間関係は、なんだか気持ちいい。」というメッセージを表現しました。シリーズを通して登場人物の関係性が変化していく様子を描くことで、転職後の日常を自然に伝える構成となっています。

転職サービスの広告では、求人数やサポート体制などの機能を訴求するケースが多く見られます。一方、本シリーズが描いているのは、転職した先で築かれる人間関係です。

サービスの特長を直接説明するのではなく、職場で働く自分を想起しやすい視点を設定し、利用後の姿をイメージさせるコミュニケーションを展開しています。CMの舞台を病院ではなくスナックに設定することで、職場の人間関係の良さを直接語らずに表現しました。

また、大型音楽番組で幅広い層へ認知を広げ、その後もWebで継続的にシリーズへ触れられる導線を設けることで、ブランドとの接点を広げています。

転職サービスは、求人情報や検索機能の充実度だけでなく、転職後の人間関係や職場の雰囲気、自分らしく働けるかといった、数値では比較しにくい要素も選択を左右します。そこで、転職後の暮らしや職場環境にフォーカスすることで、生活者が自分を登場人物に重ね、サービスへの関心を持つきっかけになります。

こうした設計は、サービスの利便性を訴求するだけでなく、理想の未来へつながるブランドとして位置付けるうえでも有効です。利用前には見えにくい体験価値を物語によって可視化する手法は、転職サービスに限らず、登録や契約後の体験が重視されるブランドのコミュニケーションとして参考になるでしょう。

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