紫陽花の季節ならではのPR施策・販促キャンペーン事例まとめ【2026年版】

紫陽花が見頃を迎える梅雨時期は、雨による来店減少や外出控えが起こりやすい一方で、季節限定の景色や体験を打ち出しやすいタイミングでもあります。

今回は、祭りや観光列車、ホテルのアフタヌーンティー、限定スイーツ、香り商材、雨の日キャンペーンなど、紫陽花を起点にしたイベントや施策をまとめました。

1.花と生きものが共演 八景島シーパラダイスの「あじさい祭」

横浜・八景島シーパラダイス

横浜・八景島シーパラダイスでは、2026年6月6日(土)から28日(日)まで「第26回 八景島あじさい祭」を開催しています。島内に咲き誇る県内最大級、2万株の紫陽花を楽しめる、入島無料の恒例イベントです。

期間中は、島内8ヵ所の見どころを巡るスタンプラリーを実施するほか、押し花展や茶会、紫陽花の育て方教室、フラワーアレンジメント体験など、多彩な催しを展開します。

さらに、紫陽花をモチーフにしたグッズ販売やワークショップも行われ、観賞にとどまらない楽しみ方を用意しました。

このあじさい祭に連動し、水族館では「はなパラ」を開催。青いライティングの中で楽しむ「スーパーイワシイリュージョン」や、花で彩られたルートを歩く「ペンギンパレード」など、花と生きものを掛け合わせた演出を用意しました。

花をイメージしたフードメニューや雨の日限定クーポンも提供し、梅雨の時期ならではの楽しみ方を提案します。

紫陽花観賞を起点に、水族館コンテンツや飲食、買い物へと体験を広げるイベント。島全体を巡りながら楽しめる初夏の取り組みです。

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2.浴衣で歩く四国最大級のあじさい苑 国営讃岐まんのう公園の初夏イベント

国営讃岐まんのう公園

香川県の国営讃岐まんのう公園では、2026年6月6日(土)から7月5日(日)まで「あじさいまつり」を開催しています。四国最大級となる40品種2万本の紫陽花の見頃に合わせたイベントです。

園内の「あじさい苑」には、ヤマアジサイやガクアジサイ、セイヨウアジサイなど多彩な品種を植栽。高低差のある花畑には階段とスロープが備えられ、車椅子やベビーカーでも散策を楽しめます。

期間中は、浴衣レンタルとプロによる着付けイベントを初開催。和傘や紫陽花柄の傘の貸し出しも行い、花を眺めるだけでなく、浴衣姿で園内を巡りながら写真撮影を楽しめる機会を設けました。

そのほか、屋外で抹茶を味わう野点(のだて)や、オリジナル傘づくり体験、レンタサイクルの1dayパスポート販売など、梅雨時期の外出を後押しする企画も展開しています。

四国最大級の紫陽花群を主役に、見るだけでなく「着る」「撮る」「巡る」といった体験を加えて、来園の楽しみ方を広げるイベント事例です。

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3.長谷寺のあじさい路へ優先入場 ホテルメトロポリタン鎌倉の限定宿泊プラン

ホテルメトロポリタン鎌倉

ホテルメトロポリタン鎌倉が、2026年6月1日(月)から6月30日(火)の宿泊を対象に、「長谷寺 あじさい優先鑑賞付拝観券&西陣織 御朱印帳付き宿泊プラン」を公式サイト限定で販売しています。

長谷寺は40種2,500株の紫陽花が咲き誇る名所で、梅雨の時期には「あじさい路」への入場に長蛇の列ができることでも知られています。

本プランでは、混雑時でも列に並ばずに入場できる優先鑑賞付拝観券を、特典として1泊につき1名1枚付与。あわせて、ホテルオリジナルデザインの西陣織御朱印帳と収納袋も特典として用意しています。

人気観光スポットの混雑という課題を特典で解消しつつ、御朱印帳で周辺寺社への回遊も促す、滞在価値を高めた宿泊プランの事例です。

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4.現地で寄附してその場で持ち帰るふるさと納税 神奈川県開成町のあじさいまつり

「2026開成町あじさいまつり」

神奈川県開成町で2026年6月6日(土)から14日(日)まで開催されている「2026開成町あじさいまつり」にて、初日限定でふるさと納税の特設ブースが開設されました。

現地決済型のふるさと納税サービス「ゲンチ」を初導入し、来場者がその場で寄附を行える取り組みです。

従来のふるさと納税は自宅から申し込み、後日返礼品が届く形が一般的ですが、このイベントでは、会場に訪れた観光客が抱く応援の気持ちをリアルタイムで地域へ還元する手法が取られました。

特設ブースに掲示された二次元コードをスマートフォンで読み込んで決済すると、デジタルクーポンが発行され、地元のグルメや特産品をその場で受け取ることができます。

さらにおすすめ返礼品の紹介や、初めての方向けの相談会も実施し、参加しやすい仕組みが整えられました。

会場となるあじさいまつりは、約5,000株の紫陽花が田園風景を彩る地域の恒例行事で、2025年には9日間で22万3,000人が来場した実績を持ちます。

多くの観光客が集まる風物詩を舞台に、旅先での買い物と自治体への支援を融合させ、地域とのつながりを生み出す工夫を施した事例です。

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5.紫陽花の日に幸運のおまじないを添えて ジュエリーショップのポップアップ

シエナロゼ広島本通店

オリジナルジュエリーを展開するシエナロゼ広島本通店では、2026年6月5日(金)から7日(日)まで、フラワーショップ「シャムロック」とコラボレーションしたポップアップイベントを開催。6月6日の「紫陽花の日」に合わせ、店内を紫陽花で彩る3日間限定の企画です。

会場では、シャムロックが選んださまざまな紫陽花を展示しました。ウインドウから店内奥まで花で演出された空間の中で、ジュエリーやブライダルリングをゆっくりと見ることができます。展示された紫陽花の一部は購入も可能です。

イベント期間中には、購入者向けの限定ラッピングも実施。6月の6のつく日に紫陽花を吊るして魔除けや幸運を願うというおまじないに着想を得て、黄色いリボンを用いた特別仕様を用意しました。

また、ブライダルリングの試着を希望する来店者向けに、花に囲まれた特別な席も設置し、リング選びの時間を彩る空間づくりを行います。

紫陽花そのものを販売の主役にするのではなく、季節の花を店舗空間に取り入れたイベントは、花が持つ色彩や季節感を通じて、ジュエリー選びの時間を特別な時間へとつなげています。

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6.色彩心理で6月病に備える ココロゴトカフェの紫陽花フェア

東京・青山のココロゴトカフェ

東京・青山のココロゴトカフェが、2026年6月1日(月)から「紫陽花フェア」を開催しています。

梅雨の時期特有の気候変化や新しい環境による疲れから生じる不調、いわゆる「6月病」に備えたセルフケアを提案する期間限定のイベントです。

民間調査では、正社員の5人に1人が6月病を経験しているという結果もあり、心身の不調を感じる前に日常的なケアを取り入れてもらう目的で企画されました。

期間中は、副交感神経を優位にして気持ちを落ち着かせる青や紫、ポジティブな感情を引き出すピンクといった色彩心理の効果を持つ紫陽花で店内を演出します。

空間を楽しむだけでなく、花の色にちなんだソーダやプチアフタヌーンティー、疲労回復におすすめの食事を提供し、五感を通じて心を整える体験を用意しました。

心理学的な視点を身近な飲食や空間に落とし込み、気軽に立ち寄れる場所でセルフケアの機会を提供する取り組みです。

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7.伝統の銘菓をカフェでも 鎌倉紅谷「あじさい」50周年企画

鎌倉紅谷

鎌倉紅谷は、定番商品「あじさい」の誕生50周年を記念し、2026年5月29日(金)から限定商品「あじさい 3枚入(缶)」を販売しています。

あわせて、小町横路店カフェとKurumicco Factory The Cafeでは、「あじさい」をテーマにした期間限定メニューも展開します。

「あじさい」は、バターケーキに練乳ソースを染み込ませ、スライスアーモンドをのせて焼き上げた同社のオリジナル菓子です。

今回登場する限定缶は、紫陽花のリースや50周年ロゴをあしらった特別仕様。定番商品の節目を、季節感のあるデザインで表現しました。

さらにカフェでは、菓子「あじさい」をアレンジしたパフェやプレート、バターケーキを提供。長年親しまれてきた銘菓を、期間限定メニューへと展開することで、新たな楽しみ方を提案しています。

まったく新しい商品を開発するのではなく、既存の定番商品にあらためて光を当てた企画。季節感とブランドの歴史を重ね合わせながら、限定パッケージやカフェメニューを通じて商品の魅力を再発信する取り組みとなっています。

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8.雨上がりの紫陽花を表現 季節限定ヘアケアシリーズ

plus eau

ヘアケアブランド「plus eau(プリュスオー)」が、2026年5月上旬より夏季限定の「アジサイの香り」シリーズを数量限定で発売しています。シャンプー&トリートメントに加え、再販希望の声が多かったヘアオイルを揃えました。

パッケージは各容器をあえて異なるブルー・パープル系の色で仕上げることで、雨の雫や紫陽花が群生する景観を表現。

香りは紫陽花やスイセンのフローラルにムスクとフリージアを重ねた、梅雨時期の湿気感をリフレッシュさせるような仕上がりになっています。

シャンプー・トリートメントとオイルは共通のフレグランスのため、重ねて使うことで香りがより豊かになるといいます。

季節の植物が持つ色彩や香りの特徴を商品に反映させ、憂鬱になりがちな時期のセルフケアに楽しみを提供する商品づくりの事例です。

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9.企業の垣根を越えて紫陽花でつながる キャラクターコラボ動画

株式会社コンビーズ

メール配信サービスを展開する株式会社コンビーズは、企業キャラクターによるコラボ動画企画「こんびーちゃんのあじさいピクニック」を実施します。

これに伴い、2026年5月19日(火)から6月19日(金)まで、参加企業をX上で募集しています。

企画の目的は、企業公式キャラクターの認知拡大と新たなファン獲得です。複数の企業キャラクターが1本の動画で共演することで、各社単独では接点を持ちにくい層への情報発信を図ります。

今回のテーマは、梅雨を彩る紫陽花。コンビーズが制作する動画に登場するのは、自社キャラクターを保有する企業で、キャラクター画像を提供することで参加可能です。

同社はこれまでも企業キャラクターによるコラボ企画を展開しており、過去の「こんびーちゃんのバレンタイン大作戦」では32社が参加しました。

紫陽花を観賞や商品開発の題材として活用するだけでなく、企業キャラクター同士をつなぐコミュニケーション企画のテーマとしても活用。季節の話題とSNS上の企業コミュニティを掛け合わせた取り組みです。

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10.紫陽花祭壇が5年で3.8倍 故人の面影を花に託す「花葬儀」のニーズ拡大

株式会社LIVENT

オーダーメイドの葬儀を手掛ける株式会社LIVENTが、2026年6月5日(金)に紫陽花を用いた祭壇の需要動向を発表しました。

同社が運営する「花葬儀®」において、初夏を代表する花である紫陽花を取り入れた祭壇が、2020年の86件から2025年には328件へと約3.8倍に増加しています。

背景には、故人らしさを重視する葬儀観の広がりがあるといいます。同社が2025年に実施した調査では、92.8%が「花で送られたい」と回答し、そのうち68.4%が「季節の花」または「好きな花」を希望しました。

紫陽花は初夏を代表する花として身近な存在であり、自宅の庭や通学路、公園など日常の風景と結びついています。そのため、紫陽花が「咲くたびに故人を思い出せる花」として選ばれるケースが増えているようです。

同社では、祭壇だけでなく献花台や焼香台を含めた空間全体をデザイン。故人が好きだった風景や思い出の場所を花で表現する取り組みも行っています。

季節の花と人生の記憶を重ね合わせながら、葬儀の時間そのものに新たな意味を持たせる取り組みです。

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紫陽花をテーマにした事例まとめ

紫陽花をテーマにしたイベントやキャンペーンには、季節の景色を来場動機に直結させるものから、体験・特典・仕組みを組み合わせて梅雨時期の課題に応えようとするものまで、さまざまなアプローチが見られました。

梅雨は天候の影響もあり集客が難しい時期とされますが、紫陽花という季節テーマを軸に据えることで、ポジティブな来場・購買の文脈をつくり出せる可能性があります。

観光・地域活性、店舗演出、商品プロモーション、オンライン企画、ライフセレモニーまで、幅広い領域で活用できる季節モチーフといえるでしょう。

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