なぜ脱炭素を謳う企業が、小規模神社の救済コンテンツをつくるのか

中小企業のための脱炭素・SDGs実践情報サイトとしてスタートした「脱炭素経営ドットコム」では、全従業員一人一人が環境やSDGsにかかわる社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や未来像までを調査し、解決策や考え方をまとめた報告書(レポート)として、「DEレポート」を公開しています。

脱炭素経営とは、再生可能エネルギーを創る「創エネ」、使う電気を減らす「省エネ」、創った電気を貯める「蓄エネ」を うまく活用し、会社・事業で排出する温室効果ガス「0」を目標にする経営のことを指しています。中小企業にも、できる取り組みがたくさんあることを伝えたいと、アイデアが詰まった創エネ、省エネ、蓄エネのソリューション情報を発信し続けています。そんな「DEレポート」の第14弾として、「小規模神社を救え!故郷を救え! ~ご縁がなくなる5円玉~」というレポートが公開されました(※1)。

日本には1000年以上続く神社が数多くあり、その持続性が世界的に注目されています。とくに20年毎に行われる伊勢神宮の式年遷宮は有名で、なぜ20年ごとに実施されるのか理由は不明なものの、結果として新明造りという建築技術や、御装束神宝などの調度品を現在に伝えることができるようになっています。

さらに、将来の遷宮を見越し、神宮林と呼ばれる森に200年がかりで目標の檜が育成できるようにと、大正時代から取り組んでいます。これらの古くから実施されてきたものによって、伊勢神宮などの大規模で人が集まる神社はこれからも持続していくことができるでしょう。しかし、全国に8万社あると言われる神社のほとんどは宮司が常駐していないような小規模な神社となっていて、その維持管理の実態は想像以上に厳しいものがあるということ、そして、具体的にどう解消していけばいいのかを、事例を交えて詳細にレポートされています。

お賽銭として5円玉を使う人は多いけれど、そろそろ金額も上げていかなければ神社は立ちゆかない……すでに5円玉にはご縁がなくなってしまって久しいのだという実情があらわになっています。

どんな企業も自社の運営メディアへの誘客には頭を悩ますところですが、こちらの「脱炭素経営.COM」はていねいなコンテンツづくりで、脱炭素の理念の周辺までも取材し、逆に自分たちの立ち位置を明確にしています。やはり魅力的な情報発信は人の目につき、確実にブランディング強化されるという好例がありました。

・※1:小規模神社を救え!故郷を救え! ~ご縁がなくなる5円玉~

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