ウェルネスを一言で。抽象的な概念を自社ブランド名に置き換えたオーストリアの食品メーカー

オーストリア発祥の食品会社Latteria NOM Srlが、自社の乳製品を中心としたブランドMilkのブランディング動画「Wellness in a Word(ウェルネスを一言で)」において、抽象的で言語化しにくい“ウェルネス”という単語にフォーカスしてさまざまな表現を試みるも、最終的には自社ブランド名の一言で足りるという結論によって、おいしさだけでなく健康にも良い商品を取り揃えていることをアピールしました。

 

「体調が優れてるって良い気分だね! 朝起きた瞬間から準備はバッチリ。自分のために良いことをしている満足感。世界と自分とのバランスを保ち、心も身体も健康な状態を維持する」とナレーションが流れると、公園で仲良くMilkの商品を手に持った3人組や、街中でランニングをする女性、自然豊かな場所で草花と戯れる女性など、さまざまな登場人物が映し出されます。

「ほら、あの“んー!”と言いたくなる気持ちや“あー!”と漏らしたくなる吐息。あの言語化しにくい感情のこと」「でも安心して。今その心地良い感情にようやく名前が付きました。そう、それは……」と続き、ヨーグルトや牛乳、その他Milkが販売する商品を手に取った人々が笑顔で「Milk!」と呼ぶカットが連続で表示され、幕を下ろします。

ブランド名を連呼する演出によって、抽象的で形容しにくいウェルネスという概念そのものを自社のイメージにすることを試みています。

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