無名の道路に名前を付け、売上を27%上げたコスタリカのバイク専門店

コスタリカのバイクショップGollo Motorsは、同国で最大規模のユーザー数を誇るナビゲーションアプリWazeを活用し、国中のいたるところにある無名の道に「今なら10%オフのGolloのバイクに乗って渋滞を回避しよう」といったユニークな名前をつけることで自社のプロモーションを行いました。

国の総面積自体は小さいながらも深刻な渋滞事情を抱えるコスタリカですが、その原因のひとつとして挙げられるのが”道路に名前が付いていない”ということ。一般ドライバーの多くは、どこの角を曲がればどこに辿り着くのかすらわからないまま迷ってしまうケースも決して少なくないようです。

“Streetvertising(道路広告)”というタイトルがつけられたこの施策は、WazeアプリのMap Editorという機能を使い800にも及ぶ名も無き道路にGollo Motorsのプロモーションに関連した名前をつけるというもの。

元々名前のない曲がり角では「300メートル先を左折」といった味気ないガイダンスしかできなかったWazeですが……。

この施策の結果「400メートル先で”今なら10%オフのGolloのバイクに乗って渋滞を回避しよう”を曲がる」や「800メートル先で”10時間も渋滞に捕まってしまうあなたにGolloから10%オフのお知らせです”を曲がる」のように、道路にユニークな名前がつけられました。

広告メディアを一切使用しなかった施策ですが、最終的に90万人もの人の目に触れ、Googleでの検索数も250%増加、そして実施期間後の売り上げも27%上昇。総人口が500万人ほどのコスタリカで約5人に1人には接触したこの施策は、多くの国民の悩みを解決するとともにGollo Motorsの知名度を上げることに成功したようです。

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