情報にはお金と同じ価値がある。ブラジルで発行された紙幣のような新聞
フェイクニュースが増え、小さな嘘が社会に大きな影響を及ぼしてしまう可能性がある昨今だからこそ、正確な情報がいかに大切なものであるかを再認識して欲しいとブラジルの大手新聞社・Folha de S.Pauloが発行した特別版の新聞。
この紙面の特徴は、シリアルナンバー、バーコード、ホログラム、紫外線を当てると光るインクなど、造幣に使われる7つの技術を用いて作られていること。これによって「真実を伝えるニュースはお金と同じくらいの価値がある」というメッセージを発信したのです。
この特別版で報じられているのは、米ミネソタ州で黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行され死亡した事件で、警察の主張とは異なる検視結果が出たことや、ボリビアのモラレス大統領が、大規模デモを受けて辞任に追い込まれたこと、またアマゾンの森林火災はボルソナロ政権による失策が原因だという内容など、全て適切なデータに裏付けられた記事から構成されています。
メディアは真実の情報のみを報道するという役割を果たすとともに、それを受け取る側にも真実を見極める目を持つことが求められていて、改めて情報という価値について考えられる施策です。
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