紙ストロー以上にエコ?植物の茎で作ったストロー

Case:STRAWS

世界中で深刻な問題となっているプラスチックごみ問題。なかでも、プラスチックのストローが原因の1つになっていることは周知の事実で、最近では多くの飲食店が代替品として紙ストローを使用するようになりました。

しかし、紙よりもさらにエコな代替品が作成されました。それが、茎でできたストロー“STRAWS”です。

稲や小麦などを収穫した後、茎の部分は使い物にならないことがほとんど。そんななか、リサイクルや家畜の餌でなく、ストローに活用するという発想が生まれました。

このアイデアは、子供時代に畑に生えている小穂を取って牛乳やジュースを飲んだ思い出がヒントになったとのこと。

“STRAWS”は、茎を乾燥させてできた生分解性のあるストローで、アイスドリンクにもホットドリンクにも対応。水分が染みることもなく、ドリンク以外の風味が混ざる心配もありません。

さらに、パッケージは100%再生の段ボールの箱で作られ、1パックに50本のストローが入っています。

パッケージのデザインにある模様は、乾燥した茎から装飾やお守りを作るスラブの伝統からインスパイアを得たそう。この形はクモを表していて、火事やハリケーンなどの自然災害から家を“守ってきた”と言い伝えられているとのこと。そして、現在では“環境を守っている”というストーリー性を感じさせます。

シンプルでありながら新しい発想で環境保全に貢献するSDGsな取り組みでした。

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