歴史的人物を支えた“妻”に言及!ウクライナ食品メーカーのジェンダーイコール施策

Case: Outstanding women

ウクライナでは、男性の70%が「女性の居場所は台所である」と考えているといい、女性の地位は長らく低く見られてきました。事実、歴史教科書には、女性の名前はあまり掲載されていません。

このような中、同国のコンデンスミルクメーカー・Ichnyaが、国際女性デーに合わせてジェンダーイコールキャンペーン“Outstanding women”を実施しました。

同社は、バンデラ、スコロパドスキー、コチュビンスキーなど、歴史的に有名な男性の苗字を取り上げ、その男性を支えた妻の存在に言及することにしました。

妻たちの具体的なストーリーは、コンデンスミルクの缶に綴られ、彼女たちを印刷した限定デザインの缶を3種類制作しました。

同社はこれを100セット、ウクライナの主要メディアやブロガー、オピニオンリーダーに送付。本取り組みの結果、ウクライナの189メディアとロシアの73メディアの注目を集め、Facebookページのファン数は1200%増加。予算14.69ドルのプロジェクトが、わずか3日間で2682万589人のユーザーへリーチしました。

ちょっとした発想の転換で、女性の社会進出・ジェンダー問題に市民の目を向けさせた啓発キャンペーンでした。

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