太陽に重なるミッキーの耳 Disneyland Parisが日食に合わせた広告を公開

2026年8月12日(水)、ヨーロッパ各地で日食が観測され、多くの人が空に注目しました。スペインなどでは皆既日食となり、フランスでも太陽の一部が月に隠れる部分日食が観測されています。

その瞬間に合わせ、Disneyland Parisが公開した一枚のビジュアルが話題を集めました。

広告会社BETC Parisと手がけた「Total Eclipse of the Mouse」は、黒い円の一部にミッキーマウスの耳を重ね、日食そのものをミッキーのシルエットに見立てたもの。フランスでは1999年以来27年ぶりの日食ということもあり、多くの人がこの天体ショーに注目していたといいます。

Disneyland Parisは、そんな世の中の視線が一斉に空へ向かう瞬間をブランドとの接点に変えました。新たなキャラクターやデザインを用意するのではなく、誰もが知るミッキーの耳という既存のブランド資産を日食に重ねるだけで、Disneyらしい「魔法」の世界観へとつなげています。

施策はSNSに投稿されたシンプルなビジュアルですが、複数のプラットフォームで合計数百万回規模の閲覧を獲得し、国や言語を越えて反応が広がりました。

今回のポイントは、すでに世の中の関心が集まっている出来事に、ブランドらしい視点で参加したことです。形を見るだけでDisneyを想起できるミッキーの耳という揺るぎないアイコンがあるからこそ、多くを説明せずとも日食とブランドを自然に結びつけることができました。

大規模なキャンペーンを展開しなくても、世の中が同じものに注目する瞬間を捉え、自社のブランド資産を重ねることで大きな話題につなげられる。何を発信するかだけでなく、「いつ発信するか」の重要性も感じさせるリアルタイムマーケティングの好例です。

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