本のない本屋がNYに出現! Audibleの体験型ストア
「本のない本屋」と聞いて、どんな場所を想像するでしょうか。電子書籍やオーディオブックが普及し、本を買うこと自体はスマートフォンひとつで完結する時代になりました。
そんななか、オーディオブックサービスのAudibleがニューヨーク・マンハッタンにオープンしたのは、本が1冊も置かれていない本屋「Audible Story House」です。
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店内には、紙の本の代わりに「Story Tile」と呼ばれるタイルが約300作品分並んでいます。来場者は気になるタイルを手に取り、専用のリスニングスペースで試聴したり、スマートフォンに読み込んでAudibleアプリから聴いたりできます。
さらに、施設内にはカフェやイベントスペースも併設されており、オーディオブックを軸にしたコミュニティ空間として設計されています。
Audibleのグローバルブランド責任者は、「本が1冊もない本屋はどんな姿になるだろうか?」というシンプルな問いからStory Houseの構想が始まったと語っています。その答えとして生まれたのが、本を売る場所ではなく、物語と出会う場所でした。
というのも、オーディオブックのユーザーからは「何を聴けばいいかわからない」という声が多く聞かれます。選択肢が増えるほど、逆に選ぶことが難しくなるのです。
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Story Houseでは、この課題に対してアルゴリズムではなく人を配置しました。
店内の「Listening Bar」には“Story Tenders”と呼ばれるスタッフが常駐し、来場者の好みに合わせて作品を紹介します。書店員がおすすめ本を教えてくれる感覚を、オーディオブックの世界に持ち込んだのです。
実際、Reddit上でも、「お気に入りのオーディオブックの半分は人からのおすすめで見つけた。AIやアプリのレコメンドより当たりが多い」という声が見られました。
デジタルサービスが当たり前になった今だからこそ、人はリアルな場所で偶然の発見や共通の趣味を持つ人との交流を求めているのかもしれません。
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