スクロールを指輪が止める? SNS時間を通話へ転換する通信会社・2degreesの一手
指輪に刻まれているのは、宝石ではなく「電話番号」。そんな少し奇妙なプロダクトを展開するのは、ニュージーランドの通信会社2degreesです。
気づけば、何となくSNSをスクロールし続けてしまう。そんな“やめたいのにやめられない行動”に対して、同社は「やめる」のではなく、「別の行動に置き換える」というアプローチを提示しました。
登場するのは、親指にはめるシンプルなリング。その外側には、大切な人の電話番号が刻まれています。スクロールしようと親指を動かした瞬間、その番号が自然と目に入る設計という仕掛け。伝えているのは「スマホを使うな」ではなく、「その時間で、誰かに電話してみては?」という提案です。
多くのデジタルデトックス系のメッセージは、「やめるべき」と行動を否定しがちです。しかし本施策は行動を制限するのではなく、スマートフォン本来の使い方を思い出させる設計になっています。
さらに、「Ring」という言葉が持つ二重の意味も効いています。指輪であると同時に、「電話をかける」という意味を重ねることで、コンセプトをより直感的に伝えています。
スマートフォンが普及し、コミュニケーションの手段が多様化する中で、「つながる」とは何か。指輪というプロダクトをきっかけに、行動そのものを変える形でこの問いに向き合っているといえるでしょう。
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