シリアスなテーマをパロディで発信 Bank of Irelandが示す“詐欺あるある”広告
「銀行からの電話です。暗証番号を教えてください」――そんな一言から始まる詐欺の電話。しかしその展開は、予想外の方向へと進みます。
電話に出た女性は動じることなく、「個人情報は電話で伝えない」「怪しいリンクは開かない」と冷静に対応します。そして次の瞬間、映画『96時間(Taken)』の名シーンさながらのセリフで、詐欺師に反論。シリアスになりがちなテーマを、一気にコメディへと転換する演出です。
このユニークなCMを展開したのは、Bank of Ireland(アイルランド銀行)。本キャンペーンが伝えるのは、「騙されないための知識」だけではありません。24時間対応の不正対策サポートとともに、”自信を持って対応すること”の大切さも伝えています。

詐欺の場面では、不安や焦りによって判断力が鈍ることも少なくないでしょう。だからこそ、「自分は対処できる」という確信を持つことが、被害を防ぐうえで大きな意味を持ちます。
同社は、「自信こそが人々の行動を左右する」という考えのもと、「Right with you(あなたに寄り添う)」というメッセージを軸に活動を続けてきました。
詐欺対策の広告は、日本でも数多く存在しますが、本施策はポップカルチャーを取り入れたパロディによって、“見たくなるコンテンツ”へと仕上げています。
誰もが知る映画の名シーンを引用することで理解のハードルを下げつつ、エンタメとして楽しませる。その面白さが、最後まで視聴され、内容が記憶に残る設計につながっているのです。
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