ランナーの3DフィギュアがFBに通過点を通知!アシックスがNYCマラソンで実施した凄いデジタル施策

Case: 3-D Printing Statues

毎年11月第一日曜日に開催される世界最大のマラソン大会のひとつである「ニューヨークシティマラソン」。そのスポンサーを務めるアシックスは毎年ユニークな試みを実施していますが、今年は、“参加者の3DフィギュアとSNSを連動させた企画”で大会を大いに盛り上げました。

まずは、3Dフィギュア作り。マラソン参加者に対し、3Dフィギュア制作希望者を募ります。希望者は自身の顔写真(正面と横顔の計2枚)をキャンペーン宛に送付します。当選者は最も早く写真を送付した、先着500名でした。

参加者の顔写真をもとに制作した3Dフィギュアがこちら。

続いて、これらを実際の参加者とリンクします。
3Dフィギュアは一つずつ参加者のFacebookアカウントにリンクされた他、レース時に使用するICタグとも連動していていて、走行ペースや走行場所情報などがリアルタイムで反映されるようになっています。

3Dフィギュアは、あらかじめレース通過地点3箇所で個別に撮影しており、3Dフィギュアをゲットしたランナーが、レース中これらの特定3か所を通過すると、ランナーの3Dフィギュアがそのスポットを駆け抜けている写真がリアルタイムでランナーのfacebookページに自動的に投稿されるという仕掛けです。これにより友人たちは、今どの地点をランナーが走行しているのかFacebookからうかがい知れるというわけです。

3Dフィギュアには応募が殺到し、募集からわずか8時間で応募を締め切ってしまったため、追加でツイッター企画も実施しました。こちらは、ランナーの走行情報をツイートするというものです。ツイッター企画参加者のうちトップ50位にフィニッシュした参加者にも3Dフィギュアがプレゼントされました。

マラソンレースをより思い出深いものにするために考案された、リアルとバーチャルが融合した斬新な施策でした。ランナーの3Dフィギュアの一覧はこちらのサイトからご覧いただけます。

今流行の「セルフィー」をテーマにした事例に関心のある方は下記もご覧ください。
セルフィーをテーマにした広告/プロモーション(まとめ)

参考サイト

ASICS NYC Marathon 2014
http://www.minimarathoner.com/
Adweek
http://www.adweek.com/adfreak/asics-salutes-500-nyc-marathon-runners-3-d-printing-statues-them-161147

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