2体のウサギの切ないラブストーリー。彼らの仲を引き裂く「ピー音」とは

大好きなあの子が近づいてくる・・・。

陽が陰りだした夕暮れ時。車のダッシュボードにちょこんと座るウサギのぬいぐるみ。前方を走る一台の白いバンにこの車が徐々に近づいていくと、リアウィンドウにはもう1体のウサギのぬいぐるみが現れる。

夏の終わりに一度会ってから、忘れられなかった2体の楽しい思い出。また会いたいと思っていた“あの子”が目の前にいる。車の距離は徐々に縮まり、憧れの相手はもうすぐそこにと思いきや・・・

「ピー」

自動車に搭載されているフォルクスワーゲンのディスタンス・コントロールシステムが作動。前方の障害物をセンサーが感知し、「ピー」というブザー音で運転手に通知してくれる機能だ。

この音を聞いたドライバーは速度をゆるめ、2体の距離はまたどんどん離れてゆくことになってしまうというストーリー。

自動車の最新テクノロジーを小難しい説明をすることなく、2体のぬいぐるみを主役とした切ないラブストーリーに昇華することで、視聴者の左脳ではなく右脳(感情)に訴えかけたコマーシャルでした。

(参考サイト:YouTube)

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