ドリトスを食べながら疾病予防を 南米のゲーマー向け施策

インターネットの発達とともにオンラインゲームが台頭し、今となってはeスポーツは17.2億米ドルもの一大産業へと成長しました。さまざまな企業がeスポーツ市場に参入するにつれプレイヤーの数も年々増加傾向にあります。eスポーツプレイヤーの多くは1日の大半の時間を練習に費やしていて、結果的に手首や指をはじめとした関節周りの酷使に起因する疾病を抱える例も少なくありません。そんな長時間練習のリスクをエンタメ要素を交えてアピールした啓蒙施策が南米で公開されました。

広告主となったのは大手スナック菓子ブランドのドリトス。eスポーツプレイヤーのみならず多くの人から愛されているコーンスナックを食べる際の“手首の運動”のレクチャー動画を通じて、長時間練習から生じる関節の疾病の予防策を啓蒙したのです。

食べる時に指を使うドリトスならではのアプローチで複数の配信者のチャンネルに登場し、ユニークな訴求が話題を呼び7.3万ものユーザーエンゲージメントと42万回もの外部メディアへの露出を獲得しました。施策と同時発売された限定パッケージにはドリトス側が用意した医師とのバーチャル相談会に遷移するリンクが掲載され、2000件もの予約があったそうです。

ゲーマーならではの悩みをピンポイントで狙い、その解決策をダイレクトに提示することでドリトスの知名度をさらに高めるとともにeスポーツ界での存在感を誇示できた事例と言えるでしょう。

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