楽しんだあとは美味しい!”漕いでまぜる”ことから学ぶ環境保全

株式会社おいかぜが、京都を拠点にワークショップやオリジナルプロダクトを展開している「こどものためのでざいんぷろじぇくと ワワワ」は、マガザンキョウトが運営する京都・二条の「まぜる」ことを通じて社会に良い循環を生み出すミックスジュース専門店「CORNER MIX」とコラボレーション。

CORNER MIXの店舗にて、電力の要らないミックスジュースマシンが登場します。子どもから大人までが楽しみながら環境にやさしい体験ができる「MIX BIKE」は、CORNER MIXの店内でいつでも楽しむことができるほか、売上の一部は地域の公園整備事業に寄付されます。また、「MIX BIKE」を体験できるこども向けのワークショップも開催予定となっています。

「MIX BIKE」は電力を一切使用せず、ペダルを漕ぐ運動の力だけでミックスジュースをつくることができるマシンです。ミックスジュース専門店CORNER MIXの「まぜる」ことを通じて社会に良い循環を生み出す、というコンセプトから取り組みの一環として開発されました。そのため、「MIX BIKE」自体も、古いエアロバイクをアップサイクルしてつくられています。

「MIX BIKE」の使い方は簡単です。ミキサーに材料をセットし、約30秒〜1分間「MIX BIKE」のペダルをこいで、コップに注ぐだけで完成します。楽しく、気軽に参加できる体験を通して、環境への意識を高めることができるようにと企画されました。さらに、「MIX BIKE」で提供するミックスジュースの売上の一部は、京都市の公園整備事業に寄付することにより、子どもたちの遊び場の支援につなげます。地域の子どもたちの遊び場が充実し、公園を利用する方が楽しいひとときを過ごす場を届けることにも「MIX BIKE」は貢献するとしています。

公園の禁止事項の増加や公園の減少などはたびたび問題提起されていますが、子どもの居場所については、国としての体系的な政策がない状況があります(※1)。電力を使用しないというだけでは環境問題へのアプローチというにはちょっと規模が小さすぎる感じも否めませんが、お店の話題づくりや自社のスタンスを表明するにはローコストでよいアイデアではないでしょうか。自転車をこぐことが目的化されれば、そのためにジュースの販売も伸びるという一石二鳥の施策に映りました。何より参加体験しやすい、結果としてジュースを楽しめるというシンプルながら、満足度は高い施策となっています。体験中の写真をSNSにあげれば、その見た目のインパクトと物珍しさから、いろいろな反応が戻ってきそうなところも良いですね。

・※1参照元:子どもの居場所に関する調査報告書 -子どもの視点から見た公園の現状と今後に向けた提言-(総務省)

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