味わってもらうためにキッチンカーで外へ ブルーボトルコーヒーにとっての”体験価値”とは?

過疎化や高齢化などの社会課題に対応する手段としても、今後のさらなる成長が期待される「移動販売」。キッチンカーのプラットフォームによると登録事業者数は直近2ヶ月で500件増加、イベント出店台数は直近1年で約5.8倍に増加するほど需要が高まっています(※1)。

“おいしいコーヒー体験は、人生をより美しくする”と考え、カップの中のコーヒーはもちろん、コーヒーを取り巻く体験に重きを置いてきたブルーボトルコーヒーは、コーヒーを楽しむ第3のシーンとして「Coffee in Nature」をテーマに自然豊かなアウトドア環境でコーヒーを楽しめるようにと、2022年3月に実施して好評だった「ブルーボトル コーヒートラック」を、期間限定ながら復活させました。今回は、コーヒートラック限定ドリンクに加えて、多くのドッグオーナーが訪れるコーヒートラックならではのアイテムとして、”Dogs’ coffee time”のコンセプトのもと、ドッグオーナーと愛犬がリラックスした時間を共に過ごすために開発されたTHE DAYS(ザ デイズ)の「ドックトリーツ」(犬用おやつ)を、ブルーボトルコーヒーオリジナルバージョンで先行発売されます。ブランドロゴを入れたクラシックなデザインの車体に、エスプレッソマシンを搭載したブルーボトル コーヒートラック。カフェと同様にバリスタがラテアートを施したラテなどのエスプレッソドリンクをオーダー可能です。また、エスプレッソに使用するのは、アウトドアシーンに向けて開発し、ブルーボトル コーヒートラック限定で提供している「アウトドア ブレンド」。そして、今回新メニューとしてブルーボトル コーヒートラック限定でやさしい甘みのついた「ハニー シーソルト ラテ」が登場。ほんのりフローラルで、後味すっきりとした限定ラテを、開放感あるアウトドアで爽やかな風を感じながら楽しめるのもよいですね。キッチンカーの経営視点での最大の魅力は「待ち」のビジネスから「届ける」ビジネスモデルへ変換できること。十分な認知があると思われるブルーボトルコーヒーが「名前だけでなく、味を知ってもらう」ためにキッチンカーを利用するという、積極的な企業姿勢はぜひお手本にしたいものです。

・※1出典元:キッチンカー(移動販売車)のプラットフォーム「モビマル」、登録事業者数が3,000を突破。コロナ5類移行を受け、出店問合せが増加

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