ワールドカップの真の立役者にスポットライトを当てた、国際人権団体の啓蒙動画

人権問題に関して国連との直接的な協議権を持つNGOアムネスティ・インターナショナルは、FIFAワールドカップカタール2022(以下、W杯)を開催するにあたり主催者側が現地の労働者たちに適切な報酬の支払いを怠っていた問題を大々的に指摘した啓蒙動画「Amnesty World Cup」を公開しました。

「W杯。それは、未来永劫続く栄光の象徴。何年もの鍛錬の結晶。チーム全員の努力のたまもの。誰よりも血と汗と涙を流したたった1つのチームが手にすることができる王者の証」というナレーションで始まると、ライトアップされた夜のサッカースタジアムの中でグラウンドの中央に置かれたトロフィーへ歩みを進める1人の労働者の様子を描いています。

ナレーションが指しているのは世界中から集まる各国の代表チームのことかと思いきや、「そう、カタールの労働者のチームのことです。彼らに正義を。彼らに正しい賃金の支払いを」というフレーズで締めくくられ、W杯の本当の立役者は主催者から正当な扱いを受けることなくスタジアムの建設などに尽力した現地の労働者たちであることを伝えています。

世界中が注目するビッグイベントの裏で、正しい扱いを受けられずにいた人々を主役に添えた動画は、たとえどのような目的であってもそれを支える労働者たちにスポットライトを浴びせるべきであるというメッセージを力強く表現しました。

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