分析データをもとに、空いている店舗へ案内するツールをMasterCardが開発

大手クレジットカード会社のMasterCardが、ナビゲーションアプリ「WAZE」と提携し、ポーランドのスーパーマーケットでのクレジットカードの利用状況を元に時間ごとの混み具合を分析し、ソーシャルディスタンスを保ちやすい空いている店舗へと案内するツール「SAFE WAZE 2 SHOP」を開発しました。


イギリス公衆衛生庁の検査・追跡データによると、新型コロナウィルス感染症に晒されるリスクが最も高い場所はスーパーマーケットだったそうで、アメリカではスーパーマーケットの従業員の20%から陽性反応が出たというデータもあるとのことです。


そこで、MasterCardは、ポーランドにあるスーパーマーケットチェーン・Carrefourと提携して、ポーランド国内にある900以上の店舗でのクレジットカードの利用状況を分析し、時間帯ごとの混雑状況をデータ化しました。


そのデータはナビゲーションアプリ「WAZE」内に組み込まれたツール「SAFE WAZE 2 SHOP」へと送られ、近くの店舗ではなく、空いている店舗を優先的にドライバーにおすすめしたうえで、空いている時間帯だけ利用可能なポイントアップサービスも提供し空いている店舗の利用を促しました。


「SAFE WAZE 2 SHOP」を利用したドライバーの12.9%が目的地を空いている店舗へと変更し、ポーランド全体でCarreFourの利用者数は月間60,000人以上も増加したそうです。

MasaterCard Europeのマーケティングディレクター・Jerzy Holub氏は、「このツールは拡張性が高く導入しやすいため、現在は他の小売業者とも協力しながら、より安全でより便利なショッピング体験を数ヶ月、数年後には実現させます。」とコメントしています。

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