肉を食べることは、コアラを殺すこと。豪NGOによる環境保護啓発ポスター

畜産業が盛んなオーストラリアでは、羊肉と牛肉の生産量が世界でもトップクラスを誇りますが、それは同時に、家畜を飼育するため広大な土地を必要とすることも意味しています。現在、オーストラリアでは、牧畜を目的とした大規模な森林伐採が進行しており、コアラをはじめとした野生動物たちの住み家は急速に失われつつあるとのこと。

畜産業が環境に与える影響を伝えるべく、動物保護団体のPETAが制作したのが、「Eating meat kills koalas:Australian bushland is being destroyed to make way for the animals you eat.(肉を食べることは、コアラを殺すこと。オーストラリアの森林は、あなたが食べる食肉を育てるために破壊されているのです。)」というキャッチコピーが書かれたポスター。

肉を刺したフォークの持ち手の部分にコアラがしがみついているというクリエイティブで、わたしたち人間が肉を口にすることが、野生動物の命を脅かすことにつながっていることを伝えています。

このポスターは、シドニー市内やその周辺にある5つのショッピングセンターに掲示し、牛や羊の生産が環境に大きな負荷をかけていることを人びとに訴えかけ、状況の改善を訴えました。

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