【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 11/27

直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のPR事例・クリエイティブ事例を独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、日本郵政、梶川建設、Marriage For All Japan、実験都市DIVER CITYプロジェクト、Do it Theaterの事例をご紹介(※内容はリリース時の情報に基づくものです)。

1: パラリンピック正式競技「ゴールボール」の魅力を声優が発信(日本郵政)

「日本郵政 ゴールボール応援プロジェクト」特設サイト

日本郵政は、視覚障がいの方の競技であり、パラリンピック正式競技に採用されている「ゴールボール」の魅力を発信する「日本郵政 ゴールボール応援プロジェクト」を開始し、オリジナルコンテンツを公開する特設サイトを11月20日(金)にオープン。声優の下野紘と内田真礼がアンバサダーに就任した。

日本郵政は、2019年3月に日本ゴールボール協会とのオフィシャルパートナー契約を締結。以降、日本ゴールボール協会が運営する大会等に社員ボランティアを派遣するなど、日本ゴールボール協会が行う活動を積極的にサポートしてきた。今回、ゴールボールの更なる認知向上と、共生社会への理解促進を目的に「日本郵政 ゴールボール応援プロジェクト」をスタートさせたという。

視覚情報に頼ることなく、相手の動きやボールの位置を”音“を中心に判断して戦うゴールボールの魅力を、”音” で表現するプロフェッショナルである声優が発信。ゴールボールのルールや魅力を解説する「GOAL BALL徹底攻略ガイド」や日本代表の宮食行次選手・欠端瑛子選手のエピソードを脚本にしたオリジナルサウンドドラマを制作した。

2: 建設業界のイメージを刷新すべくプロジェクト立ち上げ(梶川建設)

総合建設会社の梶川建設と、アソビシステムが、従来の建設業界のイメージを刷新すべく立ち上げた「3K(カワイイ・キレイ・キラキラ)プロジェクト」が、SNSアニメ『現場の女神』の第1話を11月20日(金)に公開。毎週18時に1話ずつ、全6話公開予定。

現在は建設現場で働く若い人や女性も増え、環境が大きく変わってきているという建設業界。「3Kプロジェクト」では、梶川建設とアソビシステムがタッグを組み、建設業界のカワイイ・キレイ・キラキラした部分をフィーチャーし、新しい建設業界のカタチを発信。『現場の女神』は、建設現場を舞台に道具のキャラクターたちが登場する。

3: 結婚の自由と家族について考えるSNS企画「#いいふうふの日キャンペーン」(Marriage For All Japan)

一般社団法人「Marriage For All Japan —結婚の自由をすべての人に」は、11月22日(いい夫婦の日)に合わせて「いいふうふの日」オリジナル動画を公開し、SNS企画「#いいふうふの日キャンペーン」を実施した。

性のあり方にかかわらず、すべての人が結婚するかしないかを自由に選択できる社会の実現を目指しているMarriage For All Japanは、婚姻の平等(同性婚)への理解をより広めるべく、「夫婦」を「ふうふ」と平仮名にひらいて「いいふうふの日」とし、多くの人に結婚の自由について話し合ってほしいという思いを込めたキャンペーンを実施した。平仮名の「ふうふ」とすることで、「夫婦」、「夫夫」、「婦婦」など、色々な解釈の余地が生まれ、性別に縛られることない「ふうふ」のあり方を表現できると考えたという。

11月22日(日)に、Marriage For AllのTwitterアカウントおよびYouTubeマリフォーチャンネルにてスペシャル動画を公開。動画は、将来、同性婚の法制化が実現された日本を想定し、あるカップルの結婚式を描くストーリーとなっており、動画公開と連動してTwitterで「#いいふうふの日」を広めるキャンペーンを行った。

4: 個性豊かなキャストが出演 多様性がテーマのショートアニメ公開(実験都市DIVER CITYプロジェクト)

カゼプロ株式会社、CHOCOLATE Inc. 、 株式会社東急エージェンシーにより組織される実験都市DIVER CITYプロジェクトは、 Twitterを中心としたSNSのみで公開されるショートアニメ「実験都市DIVER CITY」(全10話)のティザー映像を11月23日(月)より公開。毎週水曜日19時に、「ラベリングされがちなこと」「リモートでいいこと悪いこと」「多様性ってなんだ」などのタイトルのショートアニメをTwitterとYouTubeで配信予定(年末年始は除く)。

本ショートアニメでは、個人の生き方を尊重し、価値観の多様性を最大化するために作られた人類の希望「実験都市DIVER CITY」を舞台に、そこで生きる人々の交流を描く。普段交わることのない多種多様なジャンルからキャストが集結し、志田未来 ・りゅうちぇる・夏木マリ・フワちゃん・児嶋一哉・江口拓也・眞島秀和 ・けたくま(けたたましく動くクマ)がアニメキャラクターとして登場。個性豊かな登場人物たちが繰り広げる物語に、視聴者はハッシュタグからSNSで議論に参加することができる。

5: 新しいエンタメを追求するドライブインシアター常設会場誕生(Do it Theater)

コロナ禍で生活様式が大きく変化する中、各地でドライブインシアターを実現・開催してきたシアタープロデュースチーム「Do it Theater(ドゥイット・シアター)」(運営会社:ハッチ)は、横須賀市と連携し、新しいエンターテインメント・カルチャーを追求するドライブインシアター常設会場「Drive in Wonder Theater(ドライブイン・ワンダーシアター)」をオープンする。映画にとどまらず、様々なエンターテインメントとドライブインスタイルを掛け合わせることで、アップデートされたシアター体験とカルチャーの活性化を目指す実験的な取り組みだという。

第1弾コラボレーションとして、トヨタの提供するクルマのサブスク「KINTO」とともに、新しいモビリティ体験づくりへチャレンジする「ドライブインシアター2020 meets KINTO」を開催。12月25日(金)~27日(日)の3日間開催され、上映作品『秒速5センチメートル』『時をかける少女』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』はいずれも、ドライブインシアターでは初めての上映となる。

「Drive in Wonder Theater」がオープンするのは、三浦半島の海沿いの開放的で眺望に恵まれた長井海の手公園の一角。シアター体験と横須賀市の観光・飲食・地域産業や資源が連動することで、地域活性の新しい形も模索していく。

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