夜の遊園地を“出会いの場”に転換 貸切×吊り橋効果でマッチングを促すイベント戦略
広島県福山市の遊園地「みろくの里」が、2026年5月23日(土)に夜間貸切の大型イベント「みろくコンパ ~ 夜の遊園地!まるっと貸し切り!大合コン! ~」 を開催します。今回が4回目の開催で、毎回2,000名以上が参加している人気企画です。
夜の遊園地という非日常の空間を活用した同イベント。参加者はライトアップされた園内を歩きながら、自由に交流を楽しみます。
当日は、観覧車やアトラクションが乗り放題となり、恐怖や緊張によるドキドキを恋愛感情と混同してしまう「吊り橋効果」で、初対面同士でも自然に距離が縮まる効果にも期待できるでしょう。
さらに、アルコールを含めたドリンク飲み放題や、相性のよいタイプの人を絞り込める企画なども用意。加えて、カップル成立者は特別な料理やスイーツが食べられる機会もあり、マッチングを後押ししています。
交流イベントでありがちな“場にいるだけで終わる”を避けるために、相性のよい相手を絞り込める企画、飲み放題、カップル成立者への特典、会場で出会いを後押しする役割の存在など、行動を起こしやすくするアクションを用意。
単に人数を集めるだけではなく、参加者の満足度やマッチング率を上げるための具体的な仕掛けが重ねられているので、「また参加したい」「誰かにすすめたい」につながりやすい構造です。

企画の背景には、広島県は若者の県外流出率が高い地域のひとつとされていることから、地域内の出会いを促進したいという思いがあるようです。
イベントを若者の県外流出という地域課題の文脈に乗せることで、単なる娯楽ではなく“地元でつながる意味”を付与。恋愛の成否だけに依存せず、地元を好きになる体験までゴールを広げることで、満足度と継続開催、将来の再来園にもつながりやすい構造になっています。

本来は収益化しにくい閉園後の時間帯を、特別な出会いの場へと再編集したマッチングイベント。貸切かつアトラクション乗り放題という希少性によって集客を促進し、遊びに行く感覚のまま気軽に参加しやすい環境をつくっています。
また、遊園地に限らず、水族館や動物園、各種レジャー施設でも、閉園後など本来は稼働しにくい時間帯を活用して交流イベントを実施することは十分可能です。
施設ならではの非日常空間や体験要素を会話のきっかけとして機能させることで、初対面同士でも自然に交わりやすい場を設計できるでしょう。
「地域内の出会いを促す」という文脈を掲げることで、娯楽にとどまらない地域課題解決の糸口にもなりそうな施設活用型のマーケティング事例です。
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