毎日の「ただいま」は奇跡の連なり 516文字の切り絵で訴えかけるトヨタの交通広告
トヨタ自動車は、ドライバーが改めて安全運転を考えるきっかけづくりとして、2026年2月26日(木)に動画「玄関あけたらラブストーリー」を公開しました。毎日無事に家族のもとへ帰ることがどれほどかけがえのない日常であるかを描き、安全運転を呼びかける啓発動画です。3月19日(木)時点で、再生回数は175万回を突破しています。
同社は、事故ゼロ社会の実現に向け、「車の安全技術」「交通環境の整備」「人の意識」という三位一体の考え方で取り組みを進めてきました。そのなかでも「人の意識」に訴えかける施策として、本動画を含め、免許返納やあおり運転といったテーマを扱いながら、安全な運転につながる行動変容を促す動画を継続的に公開しています。(特設サイトはこちら)
そうした思いをより身近な場所で伝える手段として、3月17日(火)から23日(月)まで、江ノ島電鉄にて切り絵を用いた交通広告を掲出しています。

広告の中心となるのは、516文字すべてを切り絵で表現し、手作業でつくられた1点ものの作品。儚く、繊細につながる文字の連なりは、事故なく「ただいま」と言える日常が奇跡のように途切れず続いていることと重なり、注意喚起というかたちではなく、日常の尊さに立ち返らせる構成となっています。
また、広告内には切り絵で作成した二次元コードを配置し、「読み取るとラブストーリーが始まります」というコピーとともに掲出しています。読む体験から観る体験へと自然につなぎ、動画視聴を促す仕掛けです。
切り絵以外の広告面では、同社がサステナビリティ実現に向けて取り組んできた活動を紹介。切り絵という情緒的な表現の背景にある企業の積み重ねを示し、メッセージ性を強化しています。

制作を手がけたのは、石川県輪島市で活動する切り絵作家・坂下奈美さん。坂下さんは能登半島地震や豪雨被害を経験し、日常の暮らしや移動手段が突然失われる現実を目の当たりにしたそうです。その際、同社から支援を受けたことが、今回の制作に携わる動機のひとつになったといいます。
日常は当たり前に続くものではない。その実感を持つ作家が手がけたからこそ、安全な日常は切り絵のように奇跡的につながっているという表現に、説得力が生まれています。
【すごい切り絵つくってみた】
何が書かれているか、読めたら♡で教えて欲しいです!総制作時間120時間!今月23日まで
世界に一つの切り絵を江ノ電の1車両にだけそのまま掲出しています
※駅係員への問合せはご遠慮ください奇跡的につながるアートで… pic.twitter.com/v65no4h6iA
— トヨタ自動車株式会社 (@TOYOTA_PR) March 18, 2026
日本では、毎日およそ787件もの交通事故が発生しています。こうした現状を背景に、同社は安全な車づくりに加え、さまざまな企画を通じて人の行動や意識を見つめ直すきっかけとなる発信を続けてきました。
動画では、安全運転を注意喚起として呼びかけるのではなく、無事に帰って「ただいま」と言える日常の尊さから伝えることで、受け手が自然に自分ごととして受け止められるよう工夫されています。
さらに、その姿勢を目に留まりやすい切り絵広告を通じて訴求し、二次元コードから動画視聴へつなげる導線まで丁寧に設計されたプロモーション事例です。
その他のPR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=25
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
記事をブックマークする
記事をブックマーク済み
0