イーロン・マスクの娘をキャスティング Desigualが描くAI時代の自分らしさ
スペイン発のファッションブランドDesigual(デシグアル)が、2026年秋冬キャンペーン「Born to Disobey」を公開しました。
主役に起用したのは、Elon Musk(イーロン・マスク)の娘でモデルとして活動するVivian Jenna Wilson(ヴィヴィアン・ジェナ・ウィルソン)。共演するのは、近未来的なヒューマノイドロボット「DESI84」です。
一見すると、人間とロボットが暮らす未来の日常を描いたファッションムービー。しかし、物語が進むにつれて少しずつ様子がおかしくなっていきます。
Vivianはロボットを犬のようにリードにつないで散歩したり、ゴルフのティー代わりにしたりと、さまざまな指示を出します。「Desigual」と発音するよう教えても、ロボットはなかなかうまく言えません。
そして最後に登場するのが、「He was designed to obey. Not me.(彼は従うように設計された。私は違う)」というメッセージです。
この投稿をInstagramで見る
キャンペーン名の「Born to Disobey」は、「従わないために生まれた」という意味です。Desigualが今回表現する「Disobey」は、単にルールに逆らうことではありません。
ブランドは、現代における反抗とはシステムと戦うことではなく、そのシステムの一部になることを拒み、自分自身であり続けることだと説明しています。テクノロジーやAIが生活のさまざまな場面に入り込むなかでも、自分らしさや個人の自由を手放さないというメッセージが込められています。
そこで意味を持つのが、Vivianのキャスティングです。彼女の父であるElon Muskは、Teslaのヒューマノイドロボット「Optimus」をはじめ、AIやロボティクス分野への取り組みを進めています。一方、父親と疎遠であることを公にしているVivianは、AIがクリエイティブな仕事に与える影響について懸念を表明しています。
この投稿をInstagramで見る
さらに、映像に登場するDESI84も実際のロボットではありません。人間のパフォーマーが演じており、AIで生成したキャラクターでもないといいます。
AIやロボットが存在感を増す時代をテーマにしながら、その中心にいるのはあくまで人間。「Born to Disobey」という言葉をコピーだけで説明するのではなく、出演者の背景やロボットの演出まで含めて表現しているところが今回の広告の面白さです。
キャスティングからストーリー、制作方法までひとつのテーマでつなぎ、Desigualが掲げる「自分らしくあること」を印象的に伝えた広告事例です。
その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
記事をブックマークする
記事をブックマーク済み
0