TOYOTA(トヨタ)の広告・プロモーション12事例|国内外からピックアップ
日本国内のみならず、世界の隅々までをマーケットとするグローバル企業としての側面を持つ、自動車メーカーのトヨタ。臨場感あふれる動画、思わず足を運びたくなるリアルイベントなど、さまざまな視点から自社製品の魅力を発信しています。
さらに、購入意欲を刺激するトヨタ車の魅力発信だけでなく、交通事故など自動車と切り離せない社会課題についてもフォーカスし、安全運転の大切さや未来のモビリティー社会を表現するなど多角的なメッセージを伝えています。今回は、そんなトヨタの施策を12事例お届けします。
1.豪・トヨタが行った“運転恐怖症”克服キャンペーン
国土においては日本の約20倍もの広大な大地を誇るオーストラリア。その広さがもたらす特徴としてしばしば挙げられるのは、オーストラリアが自動車社会であることです。近所や隣町までの移動であれば公共交通機関でなんとかなるものの、長距離の移動ともなると自動車は必需品……であるにもかかわらず、なんと150万人ものオーストラリア国民は運転に対して恐怖心を抱いており、運転免許を持っていないという課題を抱えています。
この状況を打破するため、現地のトヨタはとことんユーザー心理と向き合った啓蒙施策を実施しました。
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2.“道”とその先に繋がる入り口へ、カフェラウンジに変貌「LEXUS MEETS…」
トヨタは、2024年4月18日 (木)に、東京ミッドタウン日比谷内「LEXUS MEETS…」を、和スイーツと日本各地の魅力を楽しむカフェラウンジとしてリニューアルオープンしました。今回のリニューアルは、クルマが走り、見つめてきた“道”をモチーフに、モリゾウこと会長の豊田章男氏の想いの詰まった空間だそう。
地域をつなぎ、生活を支え、人と人との心をむすぶ存在としての“道”。多くの人に心地よく笑顔で過ごしてもらうとともに、道やクルマが紡いできた人や地域との温かい繋がりに想いを馳せることのできる場所を目指したものです。
こだわりのカフェメニューのほかに、可変可能な空間を設けることで今後パブリックビューイングなども実施可能になるなど、さまざまな形でのコミュニケーション施策の場として機能する要素を備えています。
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3.【#CHANGE免許返納】〜安全な移動のために何ができるか家族で考える〜返納したくても生活必需品として手放せない実態も「高齢ドライバーと、どう向き合うか」動画公開
トヨタ自動車株式会社は、高齢者の安全な移動について考えるきっかけづくりを目的として制作された動画を、2024年4月23日(火)に公開しました。「高齢ドライバーと、どう向き合うか」動画は、ある女性の帰省に同行し、祖父の免許返納について家族で話し合う様子を描いています。
「人によって、生活環境も運転能力も違う」そんななか、免許返納について話し合うある高齢ドライバーと家族のリアルな様子がまとめられています。送り迎えや旅行など、車にまつわる家族の思い出を振り返りながら、これまでの感謝、さらには運転を続けることや免許返納後の不安など、今まで話し合うことのなかった本音が語られています。
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4.免許取り立ての娘とおせっかい過ぎる父の思いが交差する、トヨタの安全技術ショートドラマ
トヨタは、交通事故が増加する3月を前に、より多くのドライバーに安全安心なドライブを心がけてもらおうと、人に寄り添う安全技術と父娘の想いが安心を生むショートドラマをtoyota.jp内特設サイトにて公開しました。
警察庁の統計によると、例年3月は特に事故が多い月となっています。その理由として、年度末は繁忙期であることや長期休暇に伴う旅行で人流が増えることなどさまざまな要因があげられますが、そんな事故発生の原因の多くにはドライバーの注意力の散漫があるようです。
そこで、交通安全が改めて意識され、安心なドライブにつなげることを目的に、卒業旅行のシーンで安全技術と父娘の想いが交差するショートドラマが作成されました。トヨタは人に寄り添う安全技術を通してドライバーとともに、交通事故死傷者ゼロ社会の実現を目指していくとしています。
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5.前しか見ない彼女、ブレない漢… トヨタの安全機能を擬人化したショートドラマ
トヨタの安全技術をよりわかりやすく理解してもらう取り組みの一環として、トヨタ自動車が運転を楽しむドライバーと安全機能を擬人化した個性豊かなパートナー5組のショートドラマをtoyota.jp内特設サイトにて公開しました。
「安全は、人と技術で実現する」をコンセプトとするこれらの動画は、一見すると何気ないドライブの様子ですが、何かがおかしい。その違和感から先が気になるストーリー構成になっているのがポイントです。 “前しか見ない彼女”、“ブレない漢”など、安全機能にちなんだ個性を持つパートナーが、時におかしく、時に真摯にドライバー達に寄り添い、安全なドライブを実現していく様子が描かれています。
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6.ドリフト走行は乳がんの検診に似ている 意外な共通点を描いたトヨタの啓蒙動画
約10人に1人がかかると言われている乳がんは、生物学的な性別を問わず世界中で多くの人々を苦しめています。知らず知らずのうちに進行してしまう乳がん。定期的に検診を受けることでその発見率を上げることは可能なものの、日本国内においてはまだその受診率が50%前後に留まっているというデータもあります。
そんな状況を危惧し、セルフ検診によって乳がんの早期発見ができるという啓蒙動画が南米のトヨタから公開されました。
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7.疾走する鋼鉄の塊! トヨタが”CG未使用”で表現した新作GRカローラの魅力
一般ユーザーからすると乗用車のイメージが強い自動車メーカーは、日々最先端技術を駆使したレーシングカーの開発に大量の金銭的、時間的な投資を行なっています。日本を代表するトヨタもその例外ではなく、新作GRカローラは従来の自動車の限界を超えることでレーシングカー未踏の地を目指すための最新テクノロジーが詰め込まれた自動車です。
そんなGRカローラの性能をアピールすべく、ブランディング動画「Metalmorphosis」を公開しました。鋼鉄(metal)と変態(metamorphosis)を組み合わせた造語が冠になった動画は、鋼鉄の塊が魅せる最新レーシングカーの可能性をエキサイティングな描き方で表現しています。
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8.米・トヨタが描く、サンタクロースの家を探す祖父と孫娘の心温まるブランディング動画
Toyota USAが、冬のホリデーシーズンに合わせたハートウォーミングなブランディング動画「The Search(サンタを探す冒険)」を公開し、おそらくは限られたタイミングでしか会うことのできない祖父と孫娘の心温まる冒険を描きました。
美しい冬の景色と2人の微笑ましい絆にフォーカスを当てた動画は、ハートウォーミングでありつつアウトドアでの冒険と相性の良いことをアピールするToyotaの狙いも秘められています。
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9.自動車が一切映らないCMを制作したトヨタの狙いとは?
トヨタが展開する高級車ブランド「レクサス」は、新しいサービスLexus Relaxを通じてレクサス車を購入すると10年間の保証が付いてくることをアピールするため、「A Lexus Ad Without a Lexus(レクサスが一切映らないレクサスの広告)」というタイトルのCMをスペインで公開しました。
同施策では、10年保証があればレクサスの外観を飽きるほど見ることができるということを訴求するため、文字どおり車のビジュアルを映すことなくただ“自動車のCMあるある”な風景を紹介しています。
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10.「人を助けるために生まれてきた」トヨタのピックアップトラック「TUNDRA」のブランディング動画
大容量の貨物スペースと4トンを超える牽引能力を誇る北米トヨタのピックアップトラック「TUNDRA」が、2000年代に発売されてから20年ほどの間、多くの人の生活を守ってきた車であるということを描いたブランディング動画が公開されました。
「Born to Lend a Hand(人を助けるために生まれてきた)」というタイトルで、さまざまなタイミングでTUNDRAがどのようにしてアメリカ人の生活を支えてきたかを紹介していきます。
製品仕様そのものの説明ではなく、日常生活における緊急事態の際にいかにして人の支えになっているかを描くことで改めてその存在感を訴求しました。
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11.若者へ車の魅力を伝えるため、若者目線で描いた北米トヨタの4本立てCM
北米トヨタは、同国内に住むヒスパニックの若年層に向けて、カローラシリーズ初のスポーツ用多目的車(以下SUV)として開発したカローラクロスの機能性をアピールするCMを公開しました。
プロスケートボーダーのポール・ロドリゲスが出演するバージョンでは、大容量の貨物スペースにスポットライトを当てています。SUVの豊富な貨物スペースを、若年層からの支持が厚いストリートスポーツ界のスターをキャスティングすることでアピールしています。
ゼロから作られた車体デザインをアピールしているバージョンでは、美容院の前にカローラクロスを止め、店内へと歩みを進める女性の様子を紹介。
客も店員も、全員が女性に見惚れているのかと思いきや、その目線の先にあったのはカローラクロス。画面には、表示される“Striking Design(目を引くデザイン)”というカローラクラス最大の魅力を伝えています。
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12.自動車のパーツを使ってオリンピック競技を表現した、メキシコ・トヨタのプリント広告
東京2020オリンピック競技大会(以下、東京オリンピック)の公式パートナーでもあるトヨタは、4年に1度の祭典を祝うために、トヨタ車を使ってさまざまなスポーツの場面を表現したプリント広告を公開しました。
本来スポーツとは直接的に関係のない自社製品を、あえてオリンピックの小道具や舞台そのものに見立てて、ボクシングや水泳の飛び込み、アーチェリー等の一場面のように紹介。東京オリンピックの公式パートナーであり、スポーツを応援するというメッセージを伝えています。
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TOYOTA(トヨタ)の広告・プロモーション12事例
海外向けのローカライズされた映像や施策、日本国内の映像や施策、どちらも伝えるべきメッセージを効果的に発信するための工夫や視点が見えてきます。
自社製品の魅力だけを前面に押し出さずとも、グローバル企業としての社会的責任を真摯に受け止める姿勢から、トヨタの理念や見据える未来、そして形となる商品という構図が浮かび上がり、ブランドイメージの向上へとつなげていることが伝わる事例集となりました。
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