2021.03.08

もしも「文春砲」がガンダムの世界にあったら？　ガンダムのムック本が登場

ガンダムの世界を新証言やスクープ、時の権力とは距離を置いた独自のスタンスでの論説などを文藝春秋の目線で伝える、文春ムック『証言「機動戦士ガンダム」　文藝春秋が見た宇宙世紀100年』が3月8日に発売。本書は、ガンダムの世界の世界に「週刊文春」があり、たびたび話題になるスクープ「文春砲」があったらどうなるか、というコンセプトで作られている。

「機動戦士ガンダム」から「機動戦士Ζガンダム」、シャアの反乱を描いた映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」、そしてラプラス戦争を含む、宇宙世紀のはじまりの物語「機動戦士ガンダムユニコーン」を中心に、100年におよぶ戦乱を取材。すでに公開されている記事からも、ガンダムファンが長きにわたり行ってきた宇宙世紀史研究にとって、重要な資料であることがわかります。

シリーズの印象的なシーン、その裏側を取材

「ガルマ国葬」でのギレン・ザビの演説からザビ家のお家事情を読み取っている。

「機動戦士ガンダム」のクライマックス、ア・バオアクーの戦いを、ジオン軍の権力闘争に注目した考察。

「機動戦士Ζガンダム」の名シーン上位に間違いなく入るカミーユとフォウの密会、この悲劇を市民の視点から切り取った記事になっている。

コアなガンダムファンがアムロ・レイについて語るのは、戦いのことよりも、もっぱら女性の話。読者ニーズを捉えた文春らしい切り口だ。

巻頭グラビアはミネバ・ラオ・ザビ

グラビアも気になりますが、目次にはガンダムファンが心躍るキーワードの数々が並びます。

■巻頭グラビア
•ミネバ・ラオ・ザビ殿下の肖像

■第一章 U.C.0079～0082 一年戦争
•スクープ！戦況を覆す連邦の秘策極秘軍事計画“Ｖ作戦”をキャッチした
•「ガルマ・ザビ国葬」その裏でうごめく、ジオンの権力事情
•オデッサ奪還の裏で衝撃の逮捕劇連邦軍中将、内通の真実を探る
•写真特報！本誌がとらえた各地に出没する謎の飛行物体
•衝撃告白ジオン公国ギレン・ザビ総帥「戦死」公報を覆す新証言を入手
•ジオン公国軍地球方面軍司令ガルマ・ザビ大佐若き英雄の死の背後に“疑惑”あり
•旧ジオンオデッサ基地に隠し資金の噂幻のM資金を追う
•超巨大レーザー砲ソーラ・レイの引き金を引かせた父と子の確執
•匿名告発子どもたちが操る”木馬” 一年戦争の殊勲艦の乗組員は全員少年兵だった

■第二章 U.C.0083～0088 デラーズ紛争・グリプス戦役
•ホンコン・シティを焦がしたのは情愛の炎？カラバとティターンズ、ＭＳパイロットの密会をキャッチ！
•ジャブローで観測された核爆発ひた隠す軍部の怪
•ティターンズに参加した“木星帰りの天才”パプテマス・シロッコとは何者か
•アナハイム・エレクトロニクス会長メラニー・ヒュー・カーバインが牛耳るエゥーゴ私企業の軍閥化を警告する
•あの“ニュータイプ”がカラバに参加の噂一年戦争の英雄、アムロ・レイは作られた虚像か
•謎の小惑星が地球に接近中見え隠れする旧ジオン残党の影

■第三章 U.C.0083～0093 第一次・第二次ネオ・ジオン戦争
•元ムラサメ研究所所員の告発孤児たちを「人間兵器」にする許されざるニュータイプ研究の闇
•ダブリン消滅ネオ・ジオンのコロニー落としを許した地球連邦軍政府の怠慢を指弾する
•シリーズ証言ネオ・ジオン「私はミネバ様の侍女だった」“流転の王女”の足跡
•ネオ・ジオン総帥シャア・アズナブルニュータイプ研究所美女所長とのアツイ一夜！
•元ホワイトベース隊のエースアムロ・レイ大尉女遍歴の背後にうごめく思惑
•匿名証言連邦政府職員が語った連邦とネオ・ジオンの停戦会談その舞台裏
•あだ名は「首領様」観光コロニー「タイガーバウム」支配者のやりたい放題

■第四章 U.C.0096～0105 ラプラス事変～
•シリーズ都市探訪激動の街ダカールを行く戦争と歴史のはざまで
•ビスト財団代表カーディアス・ビスト死去揺れる後継者問題に財団と軍が見せる「怪しい動き」
•自治権返還まであとわずかジオン共和国最後の外相モナハン・バハロがひた隠す女王の影
•シリーズ・追跡ルオ商会(1) 紛争を金に変える？ルオ商会の成長の陰に謎の占い師
•速報！反地球連邦政府運動「マフティー」地球連邦政府議会の襲撃を最速詳解
•世紀の発見か、手に負えぬ神秘か MS戦略体系のパラダイムを変える「サイコフレーム技術」