\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<10/12-10/18>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、キリンビバレッジ、日本KFC、カネボウ、エイブル白馬五竜、Tamagawa Riverside Wine Fesの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. 既存品の購入を新シリーズの認知へ 午後の紅茶 TEA LATTEの発売記念キャンペーン

キリンビバレッジは、「キリン 午後の紅茶」の新シリーズ「TEA LATTE」の2026年10月6日(火)の発売を記念し、オリジナルのティーラテボトルとボトルチャームのセットが抽選で合計300名に当たるキャンペーンを実施しています。
期間は発売前日の2026年10月5日(月)から10月30日(金)まで。新シリーズの発売記念でありながら、既存の「午後の紅茶」も応募対象に含めています。
一方、賞品には新シリーズの特徴を取り入れています。ティーラテボトルとボトルチャームは、新商品が持つカジュアルで日常使いしやすいイメージを踏襲したデザインに。チャームは「キリン 午後の紅茶 TEA LATTE with ESPRESSO」のパッケージデザインをモチーフにしています。
このキャンペーンの特徴は、応募対象となる商品の範囲と、賞品で伝える商品を分けている点です。既存品を選ぶ人も参加できる条件にしながら、賞品では新シリーズを前面に出しています。ブランド内のほかの商品との接点を、新シリーズを知るきっかけへつなぐ設計と捉えられます。
2. 43年ぶりの刷新で「オリジナルチキンバーガーズ」誕生 KFCが新たな来店目的を創出

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(日本KFC)は、レシピ・製法を刷新した新定番商品「オリジナルチキンバーガーズ」の販売を、2026年10月14日(水)より全国のケンタッキーフライドチキン店舗(一部店舗を除く)で開始しました。
「KFCといえばオリジナルチキン」というイメージが強い一方、近年はバーガーの喫食機会も広がっています。こうした変化を受け、同社はKFC BURGERSの元祖「チキンフィレバーガー」の誕生から43年ぶりに、レシピや製法を抜本的に見直しました。
「バーガーを食べるためにKFCへ行きたくなる、とっておきのチキンバーガー」を目指し、鶏むね肉から、ジューシーな鶏もも一枚肉へと変更。それに合わせて、粉付け方法、調理法、各種ソースも一から構築しました。
地域限定での先行販売で実際の市場反響を検証したうえで全国展開へ踏み切る、手堅い戦略も光ります。既存ブランドの強みを生かしながら、バーガーを新たな来店動機として育てていく、長期的なブランド戦略がうかがえる事例です。
3. 謎の「Q」が「QUEEN」へ KATE「リップモンスターQ」の駅広告

グローバルメイクアップブランド「KATE(ケイト)」は、「リップモンスターシリーズ」から高保湿タイプの新商品「ケイト リップモンスターQ」を2026年10月24日(土)に発売します。10月20日(火)から順次、店頭とWebで展開する予定です。
発売に先立ち、渋谷駅、梅田駅、名古屋駅には「Q」を印象的に見せる広告が登場しました。リップモンスターの過去のキービジュアルとともに、「10.12 Qがすべての歴史を塗り替える」と予告。
その後、広告デザインが変化し、KATE公式Xでは「Q」の正体が「QUEEN」だったことを明かしています。商品名を最初から説明するのではなく、「Q」を先に提示し、後からその意味を明かす広告展開です。
全3色の名称も「QUEEN」の世界観に沿っています。ルビーレッド系の「Q01 宝冠グレーズ」、シェルピンク系の「Q02 王妃のまどろみ」、レッドブラウン系の「Q03 宮廷の密約」を展開。商品名や駅広告に加え、3色の色番号にも「Q」を用い、共通のモチーフとして見せています。
KATEの取り組みは、駅広告のデザイン変化と商品発表を組み合わせ、「Q」を新商品の世界観へつなげた広告事例です。
4. 雪を待たずに開業日を決める 白馬五竜スキー場が造雪と再エネで地域観光を支援

長野県白馬村でスキー場「エイブル白馬五竜」を運営する株式会社五竜は、村内初となる人工造雪機2基を導入し、2026年11月21日(土)を営業開始日に設定しました。これまでの自然降雪を待ってオープンする運営から、開業日を事前に決める方法へ転換します。
背景にあるのは、気候変動による降雪の不安定化です。これまではまとまった雪が降り次第、山頂エリアから営業を始めていましたが、今回は山麓のとおみゲレンデに造雪機を設置し、山麓エリアからのシーズンスタートを目指します。なお、山頂エリアのオープンは引き続き降雪状況によって判断するとのこと。
開業日を事前に決めることで、スキー客は旅行の日程を組みやすくなり、周辺の宿泊施設や観光事業者も予約受付や営業計画を立てやすくなるでしょう。スキー場の営業安定化を通じて、地域の観光事業も支えようとしていることがうかがえます。
自然降雪を待つ運営から転換し、スキー場の営業だけでなく、地域の宿泊・観光事業者の計画も立てやすくする今回の取り組み。雪を確保するための設備投資と、再エネによる環境負荷の低減を組み合わせ、気候変動への適応を地域貢献にもつなげようとするCSR事例です。
5. ワインイベントで多摩川の魅力を再発見 二子玉川のエリアマーケティング

一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツとTamagawa Riverside Wine Fes実行委員会は、二子玉川の多摩川河川敷(世田谷区立兵庫島公園)で、ワインイベント「Tamagawa Riverside Wine Fes」を2026年10月31日(土)に開催します。
今回のイベントでは、人々の暮らしや風景、文化を育んできた多摩川の水辺を活用。二子玉川を起点に、世田谷区内、多摩川流域・近隣地域、さらに全国の魅力あるつくり手や店舗がつながり、ワインや食、音楽・映画などを通じた交流と地域のにぎわい創出を目指すものです。
ワインをフックに、地域を象徴する多摩川の水辺空間そのものを、二子玉川を訪れる目的のひとつとして提案するエリアマーケティング事例。川の音や風を感じながら過ごす体験とともに、昼の食や音楽から夜の映画上映まで、時間の移ろいに応じたプログラムにより、滞在価値をアピールしています。
さらに、イベント後の来場者を駅周辺や商業施設、飲食店へと誘導することで、河川敷にとどまらず、エリア全体のにぎわい創出も期待できる取り組みです。
先週は、定番商品の知名度や既存の接点を活用し、生活者へ新たな選択肢を提示する取り組みが多く読まれました。
これまでの利用にとどまらない別の価値を加えることで、改めて購買や来店につながる動機をつくり出そうとしています。
その他のPick of the weekについてはこちら
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