ゲーム内の散らかりもIKEAが解決! 人気収納棚KALLAXがSkyrimに登場

2011年の発売から約15年。人気ゲーム『The Elder Scrolls V: Skyrim(スカイリム)』でプレイヤーを悩ませてきた「持ち物が多すぎる問題」に、意外な企業が解決策を持ち込みました。家具ブランドのIKEAです。

IKEA UK & Irelandは、Skyrim向けの無料追加コンテンツ「KALLAX Storageborn」を公開しました。

Skyrimは、広大な世界を冒険しながら武器や防具、薬などさまざまなアイテムを集めていくRPG(ロールプレイングゲーム)です。しかし、キャラクターが持ち運べる重量には上限があり、それを超えると移動が大幅に遅くなってしまいます。

そこでIKEAがゲームの世界に送り込んだのが、同社の人気収納家具「KALLAX(カラックス)」です。

現実のKALLAXは、正方形の棚を組み合わせたシンプルな収納家具。ゲーム内でもその役割は変わりません。プレイヤーは専用の物語を進めてKALLAXを組み立てると、武器や防具など大量のアイテムを収納できるようになります。

さらに、KALLAXは意思を持った“冒険の仲間”となってプレイヤーについて歩き、アイテムを自動で集めたり、家の中を片付けたりしてくれます。専用クエストに加え、散らかった物で埋め尽くされたダンジョンやボスキャラクターまで用意され、無料で実際に遊べるコンテンツとして作り込まれています。

今回の企画で興味深いのは、実在する商品をゲーム内に登場させただけではなく、「収納する」という商品の役割までそのまま持ち込んだことです。

現実世界では、散らかった物をKALLAXに収納して部屋を整理する。一方Skyrimでは、増えすぎた武器や防具などをKALLAXに収納して冒険を快適にする。現実とゲームというまったく異なる世界で、同じ商品が同じ悩みを解決しています。

しかもSkyrimが発売されたのは2011年。持ち物が増えすぎて動きにくくなる問題は、長年プレイヤーが付き合ってきたゲームならではの悩みでした。そこに、現実世界で収納家具を提供してきたIKEAが解決策を持ち込むことで、意外な組み合わせでありながら自然な接点が生まれています。

ゲームの世界に商品を登場させ、プレイヤーに見てもらうだけなら、単なる商品露出で終わってしまいます。今回IKEAが体験してもらったのは、KALLAXの見た目ではなく、その便利さそのもの。

現実の商品が持つ価値をゲームの仕組みに落とし込み、楽しみながら実感してもらうという、ゲームならではのマーケティング事例です。

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