観光の新常識「聴く旅」へ 睡眠サウンド「ゴールドノイズ」で仕掛ける新たなPR戦略

観光地を”見る”のではなく、”聴いて眠る”――。ウィーン観光局が世界睡眠デーに合わせて公開した「ゴールドノイズ」は、ウィーンの文化遺産から生まれた睡眠用サウンドです。

近年注目を集める「ホワイトノイズ」や「ピンクノイズ」に続く、新たな選択肢として登場しました。

ウィーン国立歌劇場など、街を代表するランドマークに施された”金(ゴールド)”に着目し、その表面が放つ光の周波数を音へと変換。都市の象徴的な文化資産を、視覚ではなく聴覚で体験できるコンテンツへと再編集しています。

さらに、金属特有の音の響きがリラックスや集中に寄与する可能性があるという研究とも接続されており、単なる話題づくりにとどまらない設計です。

「ゴールドノイズ」はSpotify上で期間限定配信されているほか、現地の高級ホテルでも使用されており、オンライン上の体験をリアルな滞在価値へとつなげています。

ウィーン観光局のCEOは「休息は新たな贅沢品。旅行者は疲れさせるのではなく、心を豊かにしてくれる体験を求めている」と述べています。

通常、観光は”見るもの”として訴求されがちですが、今回は”聴く体験”へと変え、休息の目的地としてのウィーンを提示しています。睡眠というグローバルな関心事と掛け合わせることで、接触機会を広げている点も見逃せません。

文化資産をただ紹介するのではなく、現代のライフスタイルに接続することで新たな価値を生み出す。ウィーンの今回の取り組みは、観光PRの可能性を一段広げる事例といえるでしょう。

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