成果を出したTikTok広告を表彰「TikTok Ad Awards 2025 Japan」受賞作は……?

TikTok for Businessは、2024年に実施された広告キャンペーンから、とくに優れた事例を表彰する「TikTok Ad Awards 2025 Japan」の受賞作品を発表しました。昨年に続き2度目となる本アワードでは、TikTokならではの創造性と共創性を生かした事例が選出されました。

本アワードでは、「Greatest Business Impact」「Greatest TikTok Creator Collaboration」「Greatest Branding」「Greatest Performance」「Greatest Innovative」の5部門に加え、各部門賞作品から最も成果を上げたキャンペーンにグランプリが授与されます。博報堂ケトルの嶋浩一郎氏を審査員長とする審査員11人によって審査が行われました。

グランプリに選ばれたのは、株式会社I-neの「寝落ち配信」キャンペーン。ナイトケアブランド「YOLU」の新商品「ドリーミング バスタブレット」の話題化を目的に、アイドルグループ「超ときめき♡宣伝部」がTikTok LIVEで“寝落ち”する演出を展開。ファンによる切り抜きや拡散を促進し、SNSでトレンド入りを果たしました。この事例は、PR EDGEでも2024年9月に紹介しています(くわしくはこちら)。

この事例の効果計測では、発売初週に楽天市場の入浴剤カテゴリで1位を獲得し、2カ月で累計販売数100万個を突破するなど、話題性と売上の両面で成果を上げたといいます。また、このアワードではGreatest Innovative 部門にエントリーして、他部門の受賞作と競いグランプリ作品に選ばれました。

そのほかの部門賞では、江崎グリコ・セブンディーンアイス「セブンティーンチャイム」(Business Impact部門)、Netflix『三体』キャンペーン(Creator Collaboration部門)、大塚製薬・カロリーメイト「それぞれの音色 吹奏楽13パート」(Branding部門)、メルカリ「GenZプロジェクト」(Performance部門)が受賞。いずれもTikTokの特性を活かした設計で、ユーザーとの自然な接点や共感を生み出したことが高く評価されているようです。

このアワードは、TikTok for Businessの広告メニューを利用したキャンペーンであることがエントリーの条件となり、広告主・広告代理店が、自薦でエントリーする広告賞です。企業によるTikTok活用が多様化するなか、広告主・クリエイター・ユーザーの三者による共創の可能性を示そうという試みだといいます。

それぞれの受賞作品のムービーは、「TikTok Ad Awards 2025 Japan」公式サイトで視聴可能です。ユーザーが広告に対して能動的に反応・参加する文化が根付いているTikTok。コメント欄での議論、UGC(ユーザー生成コンテンツ)、切り抜き・二次創作など、広告が単なる情報発信ではなく共創の起点にもなることも、ほかのWeb広告と一線を画している理由でしょう。それぞれの受賞作を探求してみると、あらたな発見があるかもしれません。

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