参拝の思い出に駄菓子を――勝尾寺が新たな布教活動「だるまうまい棒」展開

大阪・箕面市の勝尾寺は、寺社仏閣として初めて「うまい棒」(株式会社やおきん)とのコラボレーションを実施しました。2025年9月25日(木)より「だるまうまい棒 コーンポタージュ味」を販売します。24本入りで税別価格1,300円。土産物であると同時に、寺院が駄菓子文化を布教活動の一環として発信する試みです。

勝尾寺はこれまでもライトアップや災害救助犬の合同公開訓練、小児がん支援チャリティーなど、多彩な企画を展開してきました。今回のだるまうまい棒も、参拝者に楽しみを届ける取り組みと位置付けられています。

現代人に寄り添う布教のかたち

勝尾寺が目指すのは、現代人のココロに寄り添う存在であることだといいます。参拝者との「一期一会の思い出づくり」を重視し、グッズやイベントを通じて人々との接点を拡大。味は、誰もが親しむコーンポタージュ味が選ばれました。

海外からも参拝客が集う寺院

勝尾寺には2025年4月以降、すでに199の国や地域から参拝者が訪れています。大阪・関西万博に合わせた「World Daruma Challenge(#WDC)」では、各国の旗を掲げて記念撮影の場を提供し、国際的な交流拠点として機能しています。

こうした背景から、だるまうまい棒は世界から訪れる参拝客に日本の駄菓子文化を伝える役割を担います。宗教施設が文化発信と観光促進を同時に実現する事例といえるでしょう。

勝ちダルマと自己誓約の文化

勝尾寺の象徴である「勝ちダルマ」は、目標に向け努力を続ける自己誓約の証です。底に「生きる使命/大目的」を、背中に「今年1年の目標」を書き入れ、線香の煙をくぐらせて片目を入れる儀式を通じて、自分との約束を形にします。

だるまうまい棒もその精神を受け継ぎ、参拝の思い出を彩りながら現代人にエネルギーを届けるアイテムとして位置付けられています。


@jiro_tatara

寺院が示す新しいPRの可能性

この事例は神社仏閣が持つ厳粛なイメージを超えた試み。伝統と革新を両立させる姿勢は集客力強化につながり、さらに国際的な参拝者に日本文化を伝えるきっかけとなりそうです。

勝尾寺のだるまうまい棒は、宗教施設が文化交流や観光振興に寄与する新しいPRのかたちを示す事例といえるでしょう。

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