“恐怖”で魅力をアピール? 南アフリカ発フードチェーンの意外な施策
1981年に南アフリカ・ヨハネスブルグで誕生したChicken Lickenは、チキンを中心とした商品が人気のローカルファストフードチェーンです。同国では200を超える店舗を展開しており、老若男女を問わずさまざまな人から愛されています。そんなChicken Lickenで販売されている骨なしチキンを“意外な恐怖症”と紐づけることで訴求した、ちょっと不気味なのにオチがわかると思わず笑ってしまうようなCMが公開されました。
ヘビや虫、高所など特定の事柄に対して強い恐怖心を抱いてしまう状態を総称して“限局性恐怖症”と呼びますが、今回のCMでフィーチャーされているのは“骨恐怖症”。CMの舞台となるのはそんな骨恐怖症に苦しむ人が集まり、思い思いに「言葉を聞くだけでも震え上がってしまうの」や「毎年ハロウィンになると憂鬱になる」など、周囲から理解を得難い悩みを共有しあっている会場。一通り喋り終わったかと思いきや、その場にいた男性がフライドチキンを食べようとしたため会場に激震が走ります。
そのまま食べ続ければいずれはチキンの骨が見えてしまう……そんな恐怖に震え上がる人々ですが、実はこれは骨なしチキンだったというオチ。「骨を恐れる数少ない人のための商品です」というフレーズとともに動画は幕を下ろします。
慣れ親しんだものであっても切り口を変えれば全く異なる魅せ方ができる――そんな小さな発見に気づかせてくれるような珍しい事例でした。
その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

0