市役所を「ありがとう」の場所へ。行政手続きのDX化を考える新CM公開
行政手続きのデジタル化を実現する官公庁専用アプリケーション「GovTech Express(ガブテック・エクスプレス)」を提供する株式会社Box Expressは、同社の提供するサービス「スマホ市役所」の新CMを公開しました。
「スマホ市役所」は、各種申請や公共サービス予約などこれまで役所窓口で行っていた手続きを、24時間365日、スマホで行うことができるサービスです。導入自治体は280以上にのぼり、利用率・満足度の高い行政サービスの提供に繋がっています。
今回のCMは、デジタル化の需要の高い「子育て」関連のDXがテーマ。窓口業務のDXに取り組む自治体職員と、行政手続きに奮闘する子育て世代の夫婦、それぞれが主人公の2篇が公開されています。
市役所職員を主人公とした「すみませんの場所で」篇は、デジタル化の必要性を感じながらも、目の前の窓口業務に追われてしまう職員の姿がリアルに描かれています。
「直接声を聞いて分かることもある」と、窓口対応の良さにも触れた上で、「市役所って、いつも誰かが謝ってる」と視聴者に気づきと共感を与える内容になっています。
「町が変わった日」篇は、子育てに奮闘する夫婦が主人公。手書き書類の多さや17時までしかやっていない市役所など、誰もが感じたことのある行政手続きの不便さを言語化していきます。
予防接種の確認に忙しそうな父親を見守る同僚や、市役所の受付時間が短いと嘆く父親に、「家族が待ってるのはうちだけじゃない」と理解を示す母親の一言など、対立構造を作らないよう細部まで配慮された演出はお見事。「スマホ市役所」が導入された窓口で、「ありがとうございます」と感謝を伝えられた職員の表情がとても印象的です。
行政手続きの課題点をしっかりと表現しながらも、DX化を自治体職員・市民双方の視点から描くことで、機能的な訴求が主流だったDXのどこか冷たい印象を刷新する温かみのある映像に仕上がっています。
「市役所を、すみませんの場所から、ありがとうの場所へ。」というコピーも視聴者のインサイトを捉えており、サービスの認知だけでなく、ブランドの好意度上昇にも繋がりそうな企画です。
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