ドバイの広告会社が優秀なクリエイターをヘッドハントした、その意外な方法とは?

Case: Poaching Phone

『優秀な人材をいかに獲得するか?』

全ての企業・経営者が抱える課題ですが、ヘッドハンティングを専門とする会社に依頼すると、相当な額の費用が掛かります。

そこでドバイに拠点を構える広告代理店「FP7」は、広告会社ならではのユニークな方法で人材獲得に乗り出しました。

同社がとった方法は、引き抜きたいクリエイター本人に直接コンタクトをとるのではなく、ひとりひとりに『本』を送ること。

「世界一クールなブランドのキャンペーンを作る」、「一流広告会社で働くのは、あなたが考えるより簡単なことです」など、クリエイティブな仕事に携わる人なら誰でも興味を持ちそうなタイトルとデザインの本を小包にして届けます。

ところが受け取った人が表紙を開くと、そこには活字はほどんどなく、代わりに携帯電話が埋め込まれるような形で収められています。

携帯にはFP7のクリエイティブ・ディレクターの電話番号が登録されており、FP7で働くことに興味があれば、すぐにコンタクトをとれるようになっています。この方法によって、実際に4人の優秀なクリエイターを迎えることに成功したそうです。

なおFP7によると、ヘッドハンティング会社に依頼した場合の人材獲得にかかるコストは約82,000ドル、それに対し今回の方法では1,639ドルの費用で収められたそうで、大幅な経費削減につながったのだとか。

なんともクリエイティブで遊び心溢れるアイディア。こんなユニークなアプローチをされたら、思わず心が転職に傾いてしまいそうですね。

その他エージェンシーのクリエイティブな採用活動に関心のある方は下記もご覧ください。

世界の広告代理店によるクリエイティブな採用活動5選

動画はコチラ

The Poaching Phone from Ali Mokdad on Vimeo.

参考サイト

ADWEEK
http://www.adweek.com/adfreak/agency-poaches-talent-mailing-out-books-phone-hidden-inside-156118

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