クリスマスの広告&PR施策10選|販促や集客に役立つアイデアまとめ

長かった暑い日々も落ち着いて、いよいよ年末も近づいてきました。ハロウィーンを過ぎたら、クリスマス商戦! たくさんの人がおでかけや買い物を考える華やかなタイミングです。

そこで今回はクリスマスシーズンに実施された広告&PR施策10事例をまとめてお届けします。

1.美白ハミガキ「Lightee」が、人工雪で58年ぶりに渋谷をホワイトクリスマスに

ライオンが販売する美白ハミガキブランド「Lightee」は、2023年12月24日(日)から25日(月)に、渋谷キャストガーデンにてクリスマスツリーに人工雪を降らせるホワイトクリスマス「♯58年ぶりのホワイトクリスマス produced by Lightee」を開催しました。

東京では58年ぶりのホワイトクリスマスということで「#58年ぶりのホワイトクリスマス」と設定し、渋谷をホワイト一色に演出。普段では味わえない特別なクリスマスを楽しんでもらうとともに、美白ハミガキ「Lightee」のお試しサイズ30gや、コーヒー、カフェラテのサンプリングなども実施しました。

「ホワイト」つながりという今回の施策。温暖化の影響もあって、年々季節らしさが薄まっている中で、じつに58年ぶりとなる東京でのホワイトクリスマスの演出となりました。

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2.2023年のコカ・コーラのクリスマス施策「世界にもっとサンタクロースを。」に心動かされる

コカ・コーラシステムが「世界にもっとサンタクロースを。」をメッセージとした「コカコーラウィンターキャンペーン」。サンタクロースを「自分以外の誰かの幸せを想う、親切な心や優しさの象徴」として捉え、サンタクロースの精神を発信するキャンペーンとして、WEB動画の公開や、おなじみの煌びやかなトラックが全国に展開されました。

WEB動画「だれもがきっとサンタクロース」篇では、レストランで食事をしたり、たくさんのプレゼントを両手にかかえて歩いたり、はたまたジムでトレーニングをしたりと、街中のいたるところでサンタクロースのいる光景が繰り広げられます。そして彼らはお互いに助け合っています。

プレゼントで手がいっぱいのサンタに対し、他のサンタクロースがタクシーを拾ってあげたり、ジムでのトレーニングをサポートしたり。また自動販売機で手に入れた最後の一本の「コカ・コーラ」を譲るなど、善意の象徴であるサンタクロースを通して、私たちの日々の生活がたくさんの親切や優しさに満ち溢れていることに改めて気づかせてくれる心温まるストーリーになっています。

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3.消費の増える時期だから食品ロス削除を!「クリスマスレスキュー大作戦2023」

食品ロス削減アプリ「TABETE(タベテ)」を運営する株式会社コークッキングは、2023年12月25日(月)〜12月28日(木)までの4日間、クリスマスケーキなどのクリスマス関連商品の食品ロスを削減するためのプロジェクト「クリスマスレスキュー大作戦2023」を実施しました。

期間中、TABETE掲載店舗は、クリスマス関連商品をレスキューした方へのプレゼントキャンペーンを実施。さらに、社会課題などを取り上げ“社会を知る動画メディア”として運営されている「RICEメディア」とタイアップし、クリスマスの食品ロス削減の取り組みについて発信しました。

クリスマスという大型イベントは消費も活発になる一方、需要の予測が難しく、食品ロスも増加傾向に。そんな時期だからこそクリスマスレスキュー大作戦は、需要と供給をマッチングすることで食品ロス削減に貢献するキャンペーンとなりました。また、アプリを通じて、いつもとは違うお店の味を楽しめ、抽選で賞品として割引パスなどももらえることから、お得感と参加の動機づけにもなったようです。

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4.時が経っても衰えることのない中古のダイヤモンドを訴求した、英・質屋のクリスマス広告

イギリス最大の質屋チェーンH&T Pawnbrokersは、長い時を経てもその輝きが失われないダイヤモンドの特長をモノクロとカラー写真を用いることで表現し、クリスマスギフトの選択肢として中古のダイヤモンドアクセサリーを提案するビジュアル広告を公開しました。

「PRE-LOVED DIAMONDS. READY TO BE LOVED AGAIN(かつて多くの愛情を受けたダイヤモンドは、時を経て今あなたの愛を求めている)」「GIVE A LOVED ONE A PRE-LOVED DIAMOND THIS CHRISTMAS(愛しの人に、たくさんの愛情を受けたダイヤモンドを)」などの文章が添えられた広告は、いずれのバージョンでもモノクロとカラーの写真を組み合わせることで、“2つの異なる時代”と“衰えることのないダイヤモンドの輝き”を描いています。

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5.見ればきっと誰かに会いたくなるJR東海の胸アツCM SNSで募集した映像も採用

JR東海が、東海道新幹線を利用する人々の「会いにいく」を支え続けていきたいという想いを込めて、2023年12月12日(火)に年末・クリスマスシーズンに向けた新CM「すべての会いたい人へ」篇を公開しました。CMの一部には “会いたい人に会えた瞬間”をテーマに一般募集した映像も使用され、見れば思わず誰かに会いたくなる作品に仕上がっています。

このCMは2023年2月に公開した、賀来賢人さん出演、UAさんが歌う「会いにいこう」をテーマにしたTVCM「会いにいく、が今日を変えていく」篇(“会うことの価値”を再定義したJR東海のTVCM「会いにいく、が今日を変えていく。」)に続く、年末・クリスマスに向けた作品。コロナによるパンデミックから日常を取り戻しつつあった社会活動のなかで、「すべての会いたい人が、会いたい人と、会えますように。」という想いが映像に込められています。

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6.サンタクロースを信じ続ける86歳の男性を描いた豪・ショッピングモール

多くのブランドにとってかき入れどきであるクリスマスシーズン。各社がさまざまな販促キャンペーンを行う中で、一部のブランドはあえて長尺のブランディング動画を通じて自社の独自性や“クリスマスに対して抱いている想い”を表現しています。

オーストラリアの大手ショッピングモールWestfieldもそんなブランドの一つで、クリスマスならではの表現に満ちあふれた心あたたまる動画を公開することで購買意欲を刺激するのではなく、クリスマスそのものの素晴らしさを描きました。

愛する家族に信じることの大切さを伝えたい……そんな願いを、長尺動画を通じて描くことでさまざまな広告が飛び交うクリスマスシーズンにおいてもWestfieldならではの立ち位置を築くことに成功しています。

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7.パルコ初、生成AIが制作したホリデー広告を公開

パルコが最先端の画像生成AIを駆使したファッション広告として、「HAPPY HOLIDAYSキャンペーン」広告を制作・公開しました。

この広告ではLA在住の「木之村美穂(STUDIO DOG代表)」をクリエイティブディレクターに迎え、またデジタルクリエイターには同じくLAで活動する世界トップクラスのAI・デジタルクリエイター「Ai-Editorial – Christian Guernelli」を日本企業で初めて起用。

最先端の画像生成AIを駆使したファッション広告として、実際のモデル撮影は行わず、人物から背景に至るまでプロンプト(画像を生成するための言葉)から構成され、グラフィック・ムービーのほか、ナレーション・音楽も全て生成AIにて作られています。

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8.動く雪だるまの大冒険! マクドナルドがバルト三国で公開した冬限定CM

通称バルト三国とも呼ばれるラトビア、エストニア、リトアニアのマクドナルドは、クリスマスシーズンの期間限定商品を販売するにあたり、冬の風物詩とも言える雪だるまを主役にしたCMを公開しました。

数多くある冬の季節のキャラクターの中でも親しみやすい存在として知られる雪だるまにフォーカスした動画は、本来動くことのない雪だるまの大冒険を通じてマクドナルドの限定商品は多少無理をしてでも食べるべきおいしさを誇っていることをアピールしています。

「このおいしさのためなら溶けてもいい」というフレーズで幕を下ろす動画は、冬の風物詩の冒険を通じて、いまの時期しか味わえないおいしさを表現しました。

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9. BEAMSサンタのおせっかい!? 「すべての愛へ、贈っちゃおう」キャンペーン動画

株式会社ビームスが、2020年11月13日(金)から展開したホリデーキャンペーン「BEAMS HOLIDAY 2020」。特設サイト「BEAMS HOLIDAY GIFT GUIDE」では、人気スタッフによるおすすめギフトの紹介や、ゲーム感覚でギフトを選べるギフトマシーンなど、さまざまなコンテンツを用意しました。

さらに、全国約160の店舗でギフトコーナーを設置したほか、ビームス公式オンラインショップにおいては、期間限定の可愛いスペシャルBOXも用意されました。このキャンペーンを記念したスペシャルムービー「すべての愛へ、贈っちゃおう。」では、“BEAMSサンタ”がさまざまなおせっかいをして、人々の心をギフトで繋いでいくシーンが描かれました。ギフトとともに日頃の感謝を伝えることで、もっとHAPPYな関係になっていく日常に心踊らされる作品となっています。

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10.ぼっちでも楽しみたい! 需要に応える「ひとりイルミネーションMAP」

ボールドライト株式会社は、2023年秋冬の関東エリアのイルミネーションを、スマートフォンやPCからスムーズに探せるデジタルマップ「ひとりイルミネーションMAP〜ぼっち族に贈る、特別な輝き50選〜」を公開しました。

当該施策はクリスマスシーズンの華やかなイルミネーションを、パートナーがいない方も含め、さまざまな方が気軽にたくさん楽しめるように企画されたものです。とくに、一人の方に楽しんでいただくために、「お一人様レベル」に応じたおすすめイルミネーションや「はしごルート」を紹介しているのが特徴となっています。

カップルや家族連れが楽しむイベント感のあるイルミネーションを、一人で楽しんでも素敵と肯定する「ひとりイルミネーションMAP」。当たり前を覆すことで新たな需要を掘り起こすことができる施策となっています。

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クリスマスの広告&PR施策10事例まとめ

華やかなクリスマスらしい施策が揃うとともに、ちょっと変化球なアプローチの施策なども集まりました。

今年も多くの企業や団体が施策を企画していることと思います。どんな施策アイデアで生活者をワクワクさせてくれるのか、楽しみなシーズンが待ち遠しくなる事例集となりました。

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