サガプライズ!新プロジェクトが始動。ゴジラを観光大使に任命する「ゴジラ対佐賀」

そのフォルムが「県と同じかたち」という縁から、佐賀県がゴジラを「佐賀県かたち観光大使」に任命。「ゴジラ対佐賀」(読みはつい)と題したキャンペーンを行います。過去にはマンガ『島耕作シリーズ』(弘兼憲史著・講談社刊)を軸にした「佐賀県副知事 島耕作」(事例紹介はこちら)など、メガコンテンツを起用して話題を呼んだ地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の一環です。

佐賀県庁新館・最上階の展望ホール「SAGA360」

キャンペーン期間中は、佐賀県庁や首都圏の駅構内などにゴジラが「出現」するなどのイベントが行われます。そのなかでも一際注目を集めているのが、竣工から50年に渡り佐賀県民を水害から守ってきたという岩屋川内ダム(佐賀県嬉野市)にゴジラを出現させるプロジェクト。

特別編成だという「チームNick」(出典:ケルヒャー社プレスリリース)

高圧洗浄機などで知られるドイツ・ケルヒャー社から、特別編成チームが来日。サッカーグランドに匹敵するというサイズの岩屋川内ダム壁面をキャンバスに、洗剤や薬品を一切使わず水だけでゴジラが「出現」するアートプロジェクトです。

岩屋川内ダム50周年を記念したダムカード

佐賀県庁展望ホールでのゴジラ掲出期間は2024年11月1日(金)から2025年1月26日(日)。「ゴジラ in 佐賀 ダムアートプロジェクト powered by ケルヒャー」は11月22日(金)の完成を目指して実施中です。
また、年末年始を除く2024年11月16日(土)から2025年1月26日(日)の期間には限定ダムカード1,500枚を配布します。

初代ゴジラは水爆実験により目覚めたとされ、同シリーズは公害やゴミなどの社会問題がテーマです。だからこそ、自然環境に配慮した方法で、人びとの暮らしを守るダムに現れるゴジラが守護神となり、県の魅力を届けることを阻む「壁」だけを打ち破る……。

このようなストーリーが心に浮かび、県とほぼ同じかたちをしているという「面白さ」だけでなく、過去と未来へのメッセージも内包した自治体プロモーションが行われています。

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