“いたって普通”が逆に興味をそそる? バーガーキングのありそうでなかったCM
奇抜なプレゼント企画や独特の世界観で描かれる広告で知られるファストフードチェーンのバーガーキングから、あえて庶民感覚に振ったザ・王道とも言うべきCMが公開されました。
Fiery Menuという激辛アレンジが効いた限定メニューのCMとして公開された動画では、いわゆるタレントではなく一般人に近いキャストが大勢出演し、覚えやすいメロディーで商品特長について歌い上げるというシンプルながらもどこかクセになる映像に仕上がっています。
「バーガーキングがもっとおいしくなった。激アツメニューだ大ヒット!? 激辛好きなわたしもピリ辛好きな彼も大満足。今回はスプライトもちょっとピリっとしている!」というストレートな商品訴求を、一昔前の広告を彷彿とさせるシンプルなメロディーに乗せて歌い上げています。
動画内に大勢登場しているキャストも決して大物タレントなどではなく、一般的な男女が選定されており、とにかく多くの人が自己投影できて共感できる映像にしたいという意図が見て取れます。
多くの商品やサービスはあらかじめどういうターゲットに向けて売り出すかが事前に決まっており、それが“ごく普通の人”であった場合、あえて高額なキャスティング費を払って有名なタレントを起用するのではなく、ターゲットが自己投影できる人をとにかくたくさん映す、というありそうであまりない手法に挑戦した事例でした。
その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
0