丸の内仲通りのバナーフラッグをアップサイクル、スカートやトートバッグに

大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)は、2023年1月にアップサイクルブランド「Ligaretta」(リガレッタ)を設立し、本来廃棄されるはずのものにデザインなど新たな付加価値を持たせて別のプロダクトに生まれ変わらせる、アップサイクル商品の生産体制を整えてきました。そして、2023年8月21日より「Have a Nice TOKYO!」にて、コート・スカート・バッグなどの商品販売を開始するとの発表がありました。

フラッグなどのエリアマネジメント広告の手続きを担うリガーレでは、丸の内仲通りに掲出されたバナーフラッグなどを、トートバッグをはじめとしたノベルティとしてアップサイクルする活動を行なっていましたが、「Ligaretta」ではアパレルラインの商品を拡充し、販売会を開催します。「Ligaretta」が展開するプロダクトは、丸の内仲通りに掲出されたバナーフラッグを主な素材とし、権利や知的財産権の壁を克服するために施された「シークレット地紋」により、これまで活用が難しく廃棄されていたバナーフラッグなどを余すことなくアップサイクルしています。今回、開催する店頭販売・受注販売会では、このシークレット地紋が施された素材を活用し、コート、スカート、バッグ、ネクタイ、名刺入れ といったファッションアイテムを取り揃えています。

リサイクルやリユース、アップサイクルなど、廃棄されるものに次のライフサイクルを提案する動きが世界的に進んでいます。そんななか、「Ligaretta」は、大丸有エリアで出た廃棄されてしまうものを「まちの物語が沁み込んだ素材」として考え、廃棄量を減らすだけではなく、まちの物語をつなぐこともコンセプトにしています。まちというコミュニティを起点としたアップサイクルブランドは、国内外を見渡してみても事例の少ない取り組みといえそうです。

・参考サイト:SUSTAINABLE FASHIONこれからのファッションを持続可能に(環境省)

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