開くたびにポジティブな気分に! Z世代が担当した毎日が楽しくなる手帳のブランディング

オンライン、オフラインともにネガティブワードが飛び交う現代社会。とくに5月病といわれるように新しい環境や新しい生活に対して疲れが出てくるこの時期を、ポジティブなメッセージを読むことで乗りきってほしいという思いから始まったのが、「毎日が楽しく前向きになるプロジェクト」です。

手帳製造を手がけて69年の伊藤手帳のSNS(Instagram、Twitter)上で、愛知県立一宮商業高等学校生が考案した手帳「POZITE」に掲載されている今週のポジポジ(ポジティブワード毎週1個・計57個)を週に1度配信するというものです。また、このプロジェクトでは今週のポジポジに加えて、イラストレーター制作によるマンスリーポジポジの配信も予定されています。

POZITEは愛知県立一宮商業高等学校情報処理科3年生9チーム18名が参加した「高校生を中心とした若年層がワクワクする手帳」プロジェクトから生まれた商品。POZITEを考えた高校生は手帳を使ったことがないZ世代ということで、試行錯誤をくり返したそう。同世代の高校生には悩みごとが多く、気持ちが落ち込むことが多いというデータを見つけたことをきっかけに「自分だけのポジティブな世界を作ってほしい」という思いをこめて毎週ポジティブワードが記載されたオリジナル手帳となりました。

予定を確認する時、予定を書きこむ時、手帳を開くたびにポジティブワードが自分を励ましてくれるってシンプルに嬉しい仕様です。実際の手帳を使っていない人にも、今回のプロジェクトで発信されるポジポジによってSNSを通じて疑似体験ができると購買欲につながるかもしれません。

ポジティブワードを求めるニーズをキャッチして、アナログな手帳として商品化し、さらにデジタルなSNSでのプロモーションにつなげる横断的な試みはお手本にしたいものです。欲をいえば、365日毎日ポジポジで励まされたい大人も多いのではないでしょうか。

・参照:「高校生を中心とした若年層がワクワクする手帳」プロジェクト2022年8月-2023年2月まで行われた伊藤手帳と愛知県立一宮商業高等学校による取組みに関連するプレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000031231.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000031231.html

その他のブランディング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=27
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る