正解を示さず「間」を描く フコク生命新CMの優しい距離感

富国生命保険相互会社は、俳優の池田エライザさんを起用した新ブランドCM「わたしの優しい距離感篇」を、2026年9月17日(木)から全国で放映しています。

前作に続き、RADWIMPSの楽曲「正解」を池田さんがカバー。友人から届いたメッセージをきっかけに、相手を想うからこそ生まれる迷いや葛藤を描きます。

フコク生命CM 池田エライザさん

CMの舞台は、池田さんが一人で過ごす静かな部屋。会う約束をしていた友人から「ごめん、ちょっと今日無理かも。」と連絡が届きます。「大丈夫?」と入力しては消し、「何かあった?」と打っては、踏み込みすぎかもしれないと再び消す。短いメッセージへの返答を選ぶまでの迷いを、丁寧に描いています。

フコク生命が掲げるコーポレートメッセージは「人と人の間に」です。本作では「気にしすぎてしまう時代の、優しい距離感ってなんだろう。」という問いを置き、正解を見つけることではなく、相手を想い、どう接すればよいかを考え続ける姿を描きました。最後に池田さんが選ぶのは、言葉を決めて返信することではなく、相手の声を聞くために電話をかけることでした。

フコク生命CM 池田エライザさん

特徴的なのは、企業が考える「優しさ」の正解を台詞で示していないことです。スマートフォンを見つめる表情の変化、呼吸、窓辺を吹き抜ける風、言葉にならない「間」を用いて、ひとつには決められない人との距離感を映像にしています。楽曲「正解」を使いながら、関係性に正解はないというCMの主題を重ねています。

「人と人の間に」という企業メッセージを説明するのではなく、返信をためらう時間そのものとして見せた今回のCM。正解をあえて提示せず、視聴者に考える余白を残すことで、企業の価値観を伝えるブランドPR事例です。

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