古着屋そのものを広告媒体に コンバースが示すALL STARの現在地
コンバースジャパンは2026年8月24日(月)から、スローガン「YES. ALL STAR」を掲げたキャンペーンを始めました。全国各地の古着屋でのポスター占拠キャンペーンに、小田急線下北沢駅構内の大型OOH、そしてWeb上でのスタイル発信を組み合わせた展開です。
長く売れ続けている定番品ほど、その時代にどのような存在として見せるかが問われます。コンバースが選んだ答えは、メッセージだけでなく、ポスターを掲げる場所そのものに意味を持たせる方法でした。

ポスターの掲示先に選ばれたのは、原宿の「BerBerJin」、下北沢の「soma」、広島の「LEAD」といった古着屋です。
同社は、オールスターが音楽、アート、スケート、ヴィンテージなどのカルチャーとともに歩んできたなかで、古着屋が時代ごとのスタイルや価値観とともにその魅力を受け継ぎ、多くの人へ届けてきた存在であることを、掲示先の理由に挙げています。
掲示されるビジュアルには、現行品のオールスターと、1960年代から1990年代のヴィンテージまでが並びます。
店の商品棚と地続きの絵柄を、その店のウィンドウや店頭スペースに掲げる。街中の広告枠だけでなく、オールスターの魅力を受け継いできた古着屋を発信の場にすることで、ブランドとカルチャーの距離をそのまま見せる形にしました。
スローガンの「YES.」にも説明が添えられています。同社はこれを「そうだよ」「それでいい」「やっぱりこれだよね!」という肯定の最上級表現と位置づけ、さまざまなスタイルの境界線を自由にするアイテムとしての魅力を打ち出しました。履き手の選択を肯定する姿勢が、掲示先の選び方と一致しています。

一方、小田急線下北沢駅構内では大型OOHを展開し、ストリートやカルチャーとのつながりを大きなスケールで見せます。
古着屋の店頭という点と、駅という面。同じ下北沢の街のなかで密度が生まれ、Web上ではファッション、アート、音楽など異分野の愛用者が自身の「ALL STARスタイル」を公開しています。
オールスターが誕生したのは1917年で、2027年には110年を迎えます。長く売られてきた定番品の現在地をどう示すか。コンバースは、掲示先の選び方そのものを答えにしたといえるでしょう。
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