15秒では伝えきれない!? 超早口なファストフード店のCM

米テキサス州に本部を置き、全米に約200店舗を構えるファストフードチェーン・Golden Chickは、フライドチキンを主力商品にしています。近年は骨なしチキンを用いたチキンテンダーの販促に力を入れており、リニューアルや商品開発などさまざまな手法で人気獲得に勤しんでいます。そんな同社から、ピリ辛な味わいが特徴の新商品「Spicy Chicken Tender」の魅力を伝える15秒CMが公開されました。

動画では「その味のすべてを15秒に詰め込めるかな? 試してみよう」というナレーションが流れると、新商品を初めて食べる人々を映しながら、とてつもない早口でGolden Chickの魅力が語られます。途中、ロケットの発射シーンや火山の噴火など、明らかに商品とは関係がないようなカットがサブリミナル的に挟まれ、とにかく“飛ぶ”ほどおいしいことが演出されています。

本当に余すことなくメッセージを伝えたいのであれば30秒枠を放映すればいい………という考えはおそらくGolden Chick側の意図とは異なり、短い時間にあえて情報を詰め込み、超早口という技術を用いることで記憶に残るCMにしようと試みたのでしょう。広告枠の考え方に新たな視点を提示した興味深い事例でした。

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