消費者に“好かれる”広告を実現?地域密着型コミュニケーションツール「#ヒキダシ」

スマートフォンの画面に複数表示される広告や、記事を読み進めようとすると‟邪魔”をしてくる動画……ユーザーの目線になったときに、広告を「うるさい」「嫌い」と感じることはありませんか?

消費者と企業がWin-Winになれる「心地よい広告とはどんなものだろう」と想いをめぐらせたとき、Q&Aスタイルを用いた地域密着型コミュニケーションツール「#ヒキダシ」にヒントを見出せるかもしれません。

「#ヒキダシ」は、愛媛新聞社などがLINEで展開するサービスです。「困りごと」「悩みごと」をユーザーが投稿すると、協賛する団体や企業が回答する「ミンナノ#ヒキダシ」、マーケティングツールとして企業らが活用することを目指す「カイシャの#ヒキダシ」といったユーザー参加型コンテンツなどを公開。個人と企業がコミュニケーションを行うことを主軸としていますが、協賛企業・団体に向けたスペシャリストとのマッチングを行うToC事業も展開しているようです。

出典:「#ヒキダシ」HP

「ミンナノ#ヒキダシ」は、「遊び」「食事」「学び」「暮らし」「買い物」「からだ」「お金」「仕事」の8つのカテゴリーが用意されています。それぞれに寄せられたユーザーの投稿をめぐって、賛同企業・団体が回答するというシステム。解決策が届いた困りごとは#ヒキダシHPに掲載されますが、ユーザー/企業・団体が非公開を選択することも可能だといいます。

インターネットメディアが台頭したことで、SNSを媒体としたインフルエンサーマーケティング、口コミプロモーションが盛んに行われています。この#ヒキダシが目指すスタイルはよりシンプルで、具体的。企業が消費者に「伝えたいこと」を喧伝するのではなく、地域全体を盛り上げようとする地方紙の新聞社らによる新たな取り組みです。

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