石畳の路地を走る路面電車の街リスボン、新名物は“電線文字”!?
Case: LX Type
ヨーロッパ最西端に位置するポルトガル。首都リスボンには世界遺産であるシントラやジェロニモス修道院など多くの観光名所がありますが、中でも最も象徴的なのが、リスボン市街を走る黄色い路面電車。
リスボン市内の狭い路地や急な坂道を走り抜ける路面電車はリスボン市街に欠かすことのできない風景の一つですが、もう一つなくてはならないもの、それが路面電車を支える“電線”です。
リスボンの空はまるで蜘蛛の巣で覆われているかのように、“電線”が張り巡らされています。
この“電線”に着目し、リスボン市議会の協力の下、リスボンの新しい観光名物として誕生したもの、それが「The Official Font Lisbon」(リスボンの公式フォント)です。
「LX Type」と名付けられた“電線文字”。たとえば“L”と“X”はこの様な電線から生まれました。
公式サイトでは、AからZまでアルファベットに見立てた“電線文字”を紹介しており、無料でダウンロードすることができます。
また、観光名所検索画面では、好きな文字(名前や地名などなんでも)をタイプすると、画面上で即座に“電線文字”に変換され、タイプしたそれぞれの文字から始まる観光名所を紹介してくれます。紹介される名所へは、もちろん路面電車で行くことができます。
“電線”を文字に見たてて、新たな注目ポイントにした試み。
今後も、アーティストやデザイナーの他様々な人々のアイディアによって“電線文字”の拡大を図っていくといいます。
世界各地の政府機関が実施した、ユニークな広告施策に関心のある方は下記もご覧ください。
・政府観光局の斬新な観光客誘致プロモーション(まとめ)
動画はコチラ
参考サイト
Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/online/lisbon_city_council_lx_type
0