もはや映画の世界。「シャネルの5番」最新CMが圧巻のクオリティで話題に

1921年に作られ、大勢の人に愛され続けている香水、“シャネルの5番”。ジャスミンをベースにしたこの香水、使われているジャスミンの花は90年以上同じ畑で栽培されています。シンプルで飾り気のないピュアなボトルもほぼ当初のデザインのまま、1959年にはMOMA美術館の恒久コレクションに加わりました。

ココ・シャネル自身がホテルリッツで自らモデルを務めて以来、「シェルブールの雨傘」の主演女優カトリーヌ・ドヌーヴやニコール・キッドマン、そしてブラッド・ピットをモデルに起用。またマリリン・モンローへのインタビュー、「何を着て寝るんですか?」の質問に、「シャネルの5番」と答えたことは、あまにりも有名な話です。

アメリカで最も有名なスーパーモデルを起用

そして今回、米国で最も有名なスーパーモデル、ジゼル・ブンチェンを起用したこの最新CMが瞬く間に300万再生を超え話題になっています。映像で登場する女性は、4つもの顔を持ち合わせています。その4つとは一体、どんな顔なのでしょうか。

サーファーとしての顔

シャネルのボディースーツを身にまとい、シャネルのサーフボードでサーフィンを愉しむ女性。優雅に波乗りする様子は、見ている人をうっとりさせます。フィジーの高波をサラリと乗りこなす彼女。

そんな彼女を見つめる視線

すると窓越しに彼女のサーフ姿を見つめる男性が。パートナーとの関係に何やら陰りが生じたのか…。いち女性として、不安に駆り立てられる彼女。彼の姿を見つけ後を追いますが、彼は車で彼女のもとを去ってしまいます。

母としての優しい素顔も

不安な表情で去り行く車を見つめる彼女のもとへ飛び込んできたのは、愛娘。そう、彼女は“母”としての顔も持ち合わせていたのです。

モデルとしてのキャリアまで…

そしてトップモデルとしての顔も。ライトアップされた大きな“5”に絡みつつ、スーパーショットの数々が美しい限り。この映像の監督バズ・ラーマン氏も、カメラマンとして登場しています。

“サーファー”、“パートナー”、“母”、そして“トップモデル”…と、4つの顔を持つ彼女。そしてラストシーン。涙を流しながら車で向かう先とは?

ヨーロッパのミニオペラをイメージしたクラブで、ロー・ファングが繊細に歌う挿入歌とバイオリンの響きが、映像をより美しく盛り立てています。撮影も、フィジー、東海岸のモントークビーチ、ニューヨークと、様々な場所で行われました。

この4つの顔を持つ女性は“愛に満たされている”と、監督のバズ・ラーマン氏は語っています。そしてそれが、Chanel №5のイメージそのものだと。色々な顔を持ちつつ愛に満たされている女性、誰もが憧れる美しすぎる存在ですね。

“The one that I want.”という、キャッチコピーともなっているこのタイトル。たったひとつ、私が欲しいもの…それは、“愛”というメッセージが込められているのでしょうか。

(参考サイト:YouTube)

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