今シリアで起きていること。巻き戻すことは出来ないけれど…未来は変えられる。

ついにアメリカによる空爆が始まってしまったシリア。中東5カ国も参加を表明、イスラム主義勢力への攻撃を主としていますが、一般市民がその犠牲者となっています。これは『空爆が起きてしまった』という変えがたい現実を、巻き戻してみるという衝撃的な映像です。

“惨劇の後”から始まる映像

ここは子どもたちが遊んでいた空き地。サッカーボールが空しく風で転がる中、倒れる少年、少女たち。映像はこの現実に至る過程を巻き戻し再生されていきます。

小さな少女の身にも起こる悲劇…

頭から出血し、倒れる少女。でもこのほんの少し前まで、元気に走り回っていたのです。いとも容易く、何の罪もない少女の命が奪われてしまいます。

皆、広場で自由に遊び、子どもらしい平和な時を過ごしていましたが、空爆によるたった一瞬のうちに、いつもの空き地が惨劇の舞台へと変貌してしまった様子が逆再生で映し出されます。

3年半に及ぶシリア内戦による子どもの犠牲者は、9000人を超えると言われています。そのうち2000人が10歳未満というデータも。最後はこの言葉で締めくくられています。

起きてしまったことはもう変えることはできない。
でも、どのように終わらせるかは、変えることができるはず。

イギリスの非営利団体”The Syria Campaign”によるショッキングな啓発映像でした。一体何が、尊い彼らの時を奪うことができるのでしょうか。シリアの子どもたちの現状を知ることが、平和への一歩となりますように。

(参考サイト：YouTube)