お金を燃やし、窓から捨てる!? インパクトを追求した企業戦略
とにかく尖ったクリエイティブを通じてブランド認知を高めようとしているアメリカのSaaS企業・Cake.com。以前もチェーンソーでケーキ入刀をするという“課題と手段のミスマッチ”にスポットライトを当てることで業務遂行に最適なツールを使うことの重要性を訴えたCMをご紹介しました。そんなCake.comが新たに公開したCMでは、間違ったツールを使うことがいかに非生産的で、金銭的な損失に繋がるかを痛烈に描いています。
“Unproductivity Costs(非生産はコストがかかる)”という2種類の動画に登場するのは、非生産な時間を過ごすことが何を意味するのかを説明する女性。「あなたが非効率的な方法で非生産的な時間を過ごしている間、あなたのお金は燃えていっています。そう、まさにこんな風に」と言いながら偽の札束に火をつけたり、ビルの窓から札束を投げ捨てたり、その所業はまさにやりたい放題。きちんとしたツールを使って業務を進めると起きるメリットではなく、間違ったツールを使ったときのデメリットにフォーカスすることでインパクトを増大させています。
競合が数多くひしめくアメリカのSaaS業界において、とにかく視覚的なインパクトに特化したCMを制作することでまずは自社の名前を覚えてもらい、サービスの詳細はその後サイトで詳しく説明するという思い切った戦略が印象的な事例でした。
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