キットカットの歴代CM＆広告10選 ｜話題を呼んだ国内外のプロモーションまとめ

1935年にイギリスで生まれた「KITKAT（キットカット）」は、さまざまなシリーズ商品を増やしながら1973年に日本に上陸しました。世界と比較すると、発売自体はそれほど早くはなかった日本ですが、現在キットカットの本国・イギリスに次ぐ、世界トップレベルのキットカット消費国なのだとか。

そんな日本で発売されたキットカットの種類はなんと400以上。世界に類を見ないスピードで開発が進められ、豊富なラインナップが取り揃えられています。

今回は世界でも日本でも愛され続けているキットカットの斬新なアイデアと前向きなメッセージで話題を呼んだ歴代CMや広告、プロモーション施策を10事例まとめてお届けします。

1. これを食べれば問題も「とける」？ ピザハット×キットカットの初コラボキャンペーン

日本ピザハット株式会社が展開するピザチェーン「ピザハット」は、ネスレ日本株式会社の人気ブランド「キットカット」との初コラボ企画として、受験シーズンの学生を応援するキャンペーンを実施。

コラボ記念として、ピザハットの片手で楽しめるピザ「Handy Melts」に「キットカット」がまるごと入った限定商品「キットめっちゃ“とける”ハンディメルツ ～Made with KITKAT®︎～」を、2025年1月14日（火）から3月9日（日）の期間で発売しました。

チーズとチョコレートという「とける＝解ける」つながりで実現したコラボレーションは、受験の験担ぎとして注目を集めました。

さらに、ピザハット商品の割引やサイズアップクーポンが当たる「キットめっちゃとけるQポン」を配布するキャンペーンを実施。クーポンは、ピザハットの公式Xから出題される問題を解くことでゲットできる仕組みになっています。

「Qポン」は元素記号や英単語の知識が必要なものや並べ替え問題など、まるで受験問題のような内容。「勉強していることが将来の役に立つだけでなく、いますぐ良い事があってもいい」という思いが込められた企画でした。

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2. 受験生を応援！ キットカットが元日にドローンショーを開催、TikTokでのライブ配信も

ネスレ日本は、防府市後援のもと防府天満宮・防府商工会議所・防府観光コンベンション協会と協働し、全国の受験生を応援するため1,000機のドローンを使用した「キットカット 受験生応援ドローンショー ～みんなで飛ばそう史上最大!?の千羽鶴～」を2025年1月1日（水）17時30分より防府天満宮で開催。その模様をTikTokにてライブ配信しました。

学問の神様・菅原道真公を日本で最初にお祀りした防府天満宮でイベントを開催。新たな気持ちとともにラストスパートを迎える受験生を応援します。年始も勉強に励む受験生に向け、束の間の息抜きや心の励みになることを目指したもおだそう。

ドローンショーでは、1,000機のドローンが巨大な鶴や満開の桜、受験生への応援メッセージを描き、元日の夜空を彩ります。さらにドローンショーの前には、キットカットのブランド公式アンバサダーで歌手のAIさんがCMソングでもある『ワレバ』などが披露されました。

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3. パワーアップして今年も実施！ 大好評だった異色コラボ「揚げて、復カツ！ キット串カツ！」

株式会社串カツ田中ホールディングスは、2023年大好評となったネスレ日本の人気商品「キットカット」とのコラボ企画を2024年も実施。「揚げて、復カツ！キット串カツ！」と題して、さらにパワーアップしています。

今回のキャンペーンは2024年10月1日（火）から2025年1月31日（金）の期間限定で、全国の串カツ田中で実施されたもの。2023年のコラボ実施の際に、ネット上でも話題になった「キット串カツ～Made with KITKAT®～」だけでなく、あっと驚く新たなコラボメニューの販売や、SNSキャンペーンも実施されました。

夢に向かって頑張る人を応援して多くの人の笑顔を生み出していきたい、という想いから、頑張る人を応援するブランド「キットカット」と昨年実現したコラボ企画。

「美味しい」「また食べたい」「想像以上においしかった、予想を裏切る完成されたスイーツ串だった！」などの大きな反響を受け、今回の企画”復カツ”に至ったものでした。

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4. 金（きん）だ！ 金（きん）だ！ 金（きん）だ！ 部活応援 金（きん）の“キットカット”だ～～～！「キットカット ゴールド」

ネスレ日本は、全国の部活動を頑張る学生や、その学生を応援する方向けに、「キットカット ゴールド」を、2024年3月4日（月）より約半年間、全国のスーパーマーケットやドラッグストアなどで販売しました。

本製品では、勝利や栄光の象徴であるゴールドカラーを表現した「キャラメル味」と、「キットカット オリジナル」のチョコレートの2つの味を1枚で楽しむことができます。程良い甘さのキャラメル味と、カカオ感リッチなチョコレートが絶妙なハーモニーを生み出し、コクがあるのに後味すっきりな味わいが特長です。

外袋には、輝かしいゴールドカラーに、応援する人々のシルエットをデザインに取り入れており、新しい学年になる春から”アツく”なる夏にかけて、部員同士のコミュニケーションや、保護者や先生、OB/OGなどから応援の気持ちを伝えるシーンにおすすめできる商品となりました。

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5. 全国から集まった受験生応援メッセージが投影されるデジタル桜アートが登場「キット、サクラサクよ。～“キットカット”で受験生に応援メッセージを届けよう～」

ネスレ日本は、「キットカット受験生応援キャンペーン」の一環で、全国から集められた受験生への応援メッセージを、桜のデジタルアートに仕立て、2024年1月12日（金）から21日（日）までの期間、原宿jingにて一般公開しました。

今回のイベントで掲示する応援メッセージは、“事前にSNSで募集したもの”と“会場で集めるもの”の2種類。不安や緊張と闘う受験生にとって、身近な家族や友人、先生からの応援だけではなく、直接の知り合いではないさまざまな人からの応援も、“社会からの広い関心”として、心の支えになるため、昨年SNSで一般募集されました。

また、会場内のタブレット端末に受験生への想いを書くと、その場でアートと融合される体験コンテンツを通じて、応援メッセージをさらに集めます。まるで桜並木を歩いているような没入感を感じられる空間の中で、さまざまな方からのエールを届けるこのイベントにより、少しでも受験生の心の励みになることを目指したものです。

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6.「きっと勝つ」だけじゃない！ 思いを伝えるギフトとして、キットカットの贈り方

ネスレ日本は、「キットカット」のギフト専門店「キットカット ショコラトリー」の新店舗をイオンモール浦和美園にオープンしました。

1枚から詰め合わせることができる“Pick To Mix”は、贈る相手の好みを思い浮かべながら、予算に合わせて、好きな味を組み合わせることができます。また、“My KITKAT”は、購入した商品にメッセージを書いて封入したり、選んだラッピングでデコレーションしたりと、商品×ラッピングで4,000種類以上の組み合わせの中から、世界に一つだけのギフトを楽しみながらつくることができるサービスとなっています。

ネスレ日本では、2019年に「キットカット」ブランドで大袋外装をプラスチックから紙素材に変更しました。以降、思いや願いを書いて、「折り鶴」などを折って気持ちを伝えるというコミュニケーションを展開しており、今回オープンした店舗の特長である気持ちを伝えるギフトの象徴として、「折り鶴」のモチーフが印象的な内装となっています。

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7. 気分転換にキットカットを！ お菓子を食べたくなる瞬間を描いたCM

“Have a break, have a Kitkat”という印象的なキャッチコピーでおなじみのチョコレート菓子キットカットは、多くの人が一度は食べたことがあるウエハースとチョコレートの絶妙な味わいの訴求と、一息つきたい時に食べるお菓子であるというブランディングをグローバルマーケットで展開してきました。

“いつ食べるべきなのか”をブランド側から提案してきたことで、ふとした瞬間に想起しやすいお菓子として定着していると言っても過言ではないでしょう。そんなキットカットが“思わずうんざりしてしまうような瞬間”にも食べてほしいとアピールした2種類のCMを、中東マーケットにおいて公開しました。

出かける直前に大量の親戚に見つかってしまったことで遅刻しそうになる女性と、散髪中に乱暴な扱いを受けて嫌気が差している男性が主人公のCMでは、思わず一息つきたくなってしまう瞬間を絶妙な説得力で表現しています。

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8. “スキップ”させない。キットカットのユニークなYouTube広告

YouTubeを閲覧する人が増えている昨今。毎月、YouTube上では3億回もの検索がされているというデータが出ています。しかし、検索でたどり着いたコンテンツを視聴する前に、興味のない広告が流れてくるという経験をした方も多いのでは？

そんななか、アラブ首長国連邦でキットカットが作成したユニークな広告をご紹介。同社はYouTubeと協力し、YouTubeで最も検索された50のトピックを特定。その結果に基づいて、3ヶ国語で50もの広告を作成し、関連するコンテンツと紐づけました。

たとえば、メイクの動画を検索した人にはメイクを語っている広告、スポーツの動画を検索した人にはスポーツを語っている広告が流れるようにしたのです。

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9. ネスレがプラモデルのキットにお菓子の“キットカット”を同封したワケ

ネスレのスナックブランド・キットカットと、イギリスのプラモデルメーカー・Airfixがタッグを組んで行った2020年2月のキャンペーン“キットカット・キット”をご紹介。

両社は、プラモデル・Supermarine Spitfireの特別版“キットカット・キット”を作成。プラモデルのキットの中に、まるでプラモデルの部品の一部のようにお菓子のキットカットを同封しました。お決まりの“Have a Break”のメッセージも記載されています。

さらに、組み立ての説明書にもキットカットを食べて休憩を取るプロセスを加えました。ステップ38にて、キットカットを食べて休憩を取るように提案していて、袋を開けて、キットカットを割るところまで丁寧に工程が記載されています。

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10. KitKatのロゴがあのマークに!? 環境保護を訴える限定パッケージ

「Have a break, have a KitKat.」のキャッチフレーズでお馴染みのキットカットから、2020年11月のキャンペーンとして個数限定の特別パッケージが登場しました。

オーストラリアで販売されたというこちらのキットカット、通常であれば真ん中の白い楕円の中に「KitKat」というロゴが入っているのですが、今回描かれているのはチョコレートで作った“リサイクル”のマーク。

また、その上部には「Recycle me, give the planet a break（リサイクルして、地球にブレイク［休憩］させてあげよう）」というタグラインが添えられています。

オーストラリアにはRed Cycleというリサイクルシステムがあり、手で簡単にぎゅっと握りつぶせる柔らかいプラスチックを、スーパーなどの店頭にあるリサイクルボックスに入れることが奨励されています。

今回のパッケージは、キットカットを食べ終わった後のごみは、ちゃんとRed Cycleに持って行ってくださいね、と呼びかける内容です。

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話題を呼んだキットカット国内外のプロモーション10事例まとめ

定番になった施策でも毎年のトレンドや新しい視点が加わっていたり、海外ならではの斬新なCMなどさまざまな事例が集まりました。

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